AWSのEC2を動的に活用
Amazon、「Kindle Fire」専用クラウド利用ブラウザ「Silk」を発表
米Amazon.comは9月28日(現地時間)、同日発表したタブレット端末「Kindle Fire」専用のWebブラウザ「Amazon Silk」を発表した。Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービス「EC2」と連動することで、PCと比較して低スペックなKindle Fireでも高速で快適なWebブラウジングを実現できるという。
Silkのソフトウェアは端末とEC2上の仮想サーバの両方に常駐することから、AmazonはSilkを“split(分割)”ブラウザと呼ぶ。Silkは、ユーザーからのリクエストをどちらのサブシステムで処理するかを、ネットワークの状態や表示するページの複雑さ、キャッシュの場所などから動的に判断する。ユーザーはまったく意識せずに、EC2のコンピューティングパワーを利用できるのだ。
Amazonによると、典型的なWebページは13もの異なるドメインが提供する80以上のファイルで構成されており、低性能なタブレットで無線経由で接続すると読み込みに時間がかかる。これをインターネットに常時接続し、CPUパワーも豊富なEC2で代行することで、タブレットのプロセッサやバッテリーに負担を掛けることなく読み込みを高速化する。
また、Amazonが小売りサービスで培ったフィルタリングと機械学習アルゴリズム(“この製品を買った顧客はこちらの製品も買っています”など)を応用し、Silkはユーザーが次に読むWebページを予測して先に読み込んでおくという。ユーザーが実際にページを開くときには、既にキャッシュされたページをすぐに表示できる。
なお、Silk(絹糸)という名称は、絹糸は細くて目にはよく見えないが、異なる物を非常に強く結び付けることができることに由来するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
2
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
3
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
4
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
8
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
9
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
10
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR