小さくても“豊か”な音に、ソニーのAVアンプ「TA-DA5700ES」(1/4 ページ)
ソニーのAVアンプは、そのサウンドクオリティーにおいて歴代好評を博してきた。その最新モデルである「TA-DA5700ES」は、「サウンドオプティマイザー」「9.1ch対応のA.P.M.(オートマティック・フェーズ・マッチング)」「パラレルD/Aコンバーター」「ダイレクトクロッキング・コンストラクション」など、さまざまな新機能を搭載し、AVアンプとしてのレベルを引き上げている。今回、開発者である金井隆氏、渡辺忠敏氏、酒井和樹氏の3人に、その詳細を聞いた。
――多くの機能を追加した「TA-DA5700ES」ですが、最大のアピールポイントはどこですか?
金井氏:なんといっても、音量を上げなくても豊かなサウンドが楽しめる「サウンドオプティマイザー」です。映画コンテンツはボリュームを大きくすれば迫力あるサウンドを楽しめますが、一般家庭で、そこまで音量を上げるのはあまり現実的な話ではありません。そこで、リビングのような場所でも、音の豊かさや迫力が感じられるサウンドを目指しました。
――具体的にはどのようなことを行っているのですか?
酒井氏:間の聴感特性には、聞こえやすいところと聞こえにくいところがあって、音量が下がるほどそれが顕著になります。それを補正する周波数特性を作り、TA-DA5700ESに採用しました。ベースとなっているのは、聴覚の等感曲線の国際規格「ISO226」(→参考資料)です。
こちらは、「等ラウドネスレベル曲線」とも呼ばれ、音量によって聞こえ方がどう変わるかを精密に数値化したもので、1万9000人が参加し、述べ200万回にも及ぶ大規模な測定が元になっているのが特長です。ただし、この規格では音同士のマスキング効果や位相特性などは考慮されていないため、この部分はソニーで検証して、独自のデータを作りました。
金井氏:結果として、かなり小さな音量でも音やせのしない、ボリューム感や表現が豊かなサウンドが実現できました。
――これまでの製品にも、マイク測定による自動音場補正機能「D.C.A.C.(デジタル・シネマ・オート・キャリブレーション)」や、フロントスピーカーとほかのスピーカーの位相をそろえる「A.P.M.(オートマティック・フェーズ・マッチング)」などがありましたが、その進化版といえるのでしょうか。
金井氏:家庭の環境を電子技術で補正して改善するという意味では同じですし、そういったシステムが存在する製品だからこそ実現できた側面もありますが、スタンスは全く新しいものです。一般家庭の常識的なボリューム、場合によってはちょっと小さめのボリュームでも、制作者が意図したとおりのサウンドバランスで映画や音楽が楽しめるように徹底追求したAVアンプは、TA-DA5700ESが初めてだと自負しています。
――確かに、小さな音でも変わらず楽しめるのは、大きなアドバンテージだと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
4
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR