薄型ボディに10倍ズーム、「おまかせiA」も強化 LUMIX「DMC-SZ7」(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
ここ数年、パナソニックのコンパクトデジカメがあまり目立たなかった大きな理由は、他社が主力モデルに次々と裏面照射型CMOSセンサーを搭載してその高感度と高速性を生かしてきたのに対し、ずっとCCDをメインに展開していたからだ。
でもそれも2012年から大きく変わりそうな予感。その第一弾が「DMC-SZ7」である。たぶん。今までのLUMIXとデザインコンセプトや基本的な操作系は同じだが、細かなところがいろいろと変化しているのだ。
シンプルかつスリムな10倍ズーム機
SZ7はコンデジ界の主流であるスリムでコンパクトな高倍率モデル。厚みを21ミリに抑えながら、レンズは10倍ズーム。スリムで高倍率というトレンドにあった構成だ。しかも焦点距離は35ミリ換算25~250ミリと広角側は25ミリを確保。明るさはF3.1-5.9と望遠端では暗いものの頑張っている。
そして撮像素子は従来から一部モデルで使われていた1/2.33インチで1410万画素の「高感度MOSセンサー」を搭載。パナソニックのMOSセンサーがソニーの裏面照射型CMOSセンサーと比べてどうなのかは気になるところだが、SZ7ではISO3200まで対応(高感度モードではISO6400まで)している。
強化された「おまかせiA」
さらに、iAモードの強化にも触れたい。このクラスのコンデジで重要なのは、フルオートでどれだけ幅広いシチュエーションに対応してくれるかなのだが、そこが強化された。デフォルトではオフになっているのが残念だが、iAモードでメニューを開くと、「ブレピタ」「i手持ち夜景」「iHDR」の3つが隠れてる。
ブレピタは被写体が動いていると判断するとISO感度を上げてシャッタースピードを速くする機能。これをオンにしないと、なかなかISO感度を上げてくれず、ちょっと暗いとシャッタースピードが遅くなるのだ。
「i手持ち夜景」は連写+合成でノイズが少ないきれいな夜景を撮りましょうという最近お馴染みの機能、「iHDR」は露出を変えた写真を連写し、合成することでダイナミックレンジの広い写真を撮りましょうという機能。
これらを全部オンにすると、夜には自動的に手持ち夜景に(その際は手持ち夜景モードになりましたと画面に解説がはいるので心の準備もできてよい)、逆光時は自動的にHDRに(このときも同様)なるので、iAモードだけでひととおりの撮影がこなせる。
これはすばらしいことだ。デフォルトでオンになっていればいいのにと思う。
LUMIXもUSB充電に対応
iA以外の撮影モードにはプログラムオートやジオラマ、シーンモードがあるが、従来のLUMIXが搭載していたデジタルフィルター系の撮影機能はなくなり、それらは再生モードに搭載された。再生時に上キーを押すと、自動レタッチやトイカメラやソフトフォーカスといったデジタルフィルターをかけられる。
使っていて気になったのは液晶モニタ。正面から見ると十分きれいで、オートモードにすれば自動的に明るさを調整してくれる。でも、上下の視野角が狭い。カメラを目の高さに構えればいいが、ちょっと低い位置や高い位置から見ると急に見づらくなるのはかなり残念。ハイアングルモードにするとハイアングルでの見映えがよくなるのだが、普段使ってていちいち表示モードを切り替えるかというと、それはちょっとな、と思う。
なお、撮像素子や撮影機能は進化したが、基本的には極めてオーソドックスで、タッチパネルやWi-Fi機能はなし、電源と撮影・再生切り替えはメカニカルのスライドスイッチを踏襲している。何気なく従来機より高感度で手持ち夜景やHDRにも対応したよ、というところがポイントか。
ハードウエア的に新しくなったのは電源系。LUMIXはずっと充電器で充電してたのだが、SZ7ではUSB充電となった。付属のケーブルを使って電源を供給しているUSB端子に差し込んでやれば充電がはじまる。徐々にそういうカメラが増えてきたわけで、もう本体からバッテリを取り出して充電器にセットする、って時代ではなくなりつつあるのだろう。予備バッテリが必要な人は別売りの充電器を買ってね、ということで、それは歓迎してよいことだと思う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR