長期試用リポート
「NEX-5N」第6回――明るい手ブレ補正付き単焦点「E50mm F1.8 OSS」を試す
ソニーNEXシリーズといえば人気のミラーレスカメラだが、従来からレンズバリエーションの乏しさは指摘されてきた。しかし、タムロンからは高倍率ズームレンズ、シグマからは単焦点レンズがそれぞれ発表・投入されており、レンズ選びの楽しさが増えてきた。
単焦点レンズについては、シグマ「SIGMA DN Lens」の販売開始が待たれるところであるが(マイクロフォーサーズ用は販売開始されている)、今回はソニー純正の単焦点レンズ「E50mm F1.8 OSS」を試用した。
ソニー「E50mm F1.8 OSS」はNEXシリーズ装着時、35ミリ換算75ミリ相当となる中望遠の単焦点レンズ。開放F値は「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」(夜景とボケを楽しめる明るい単焦点レンズ――ソニー「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」)とならぶF1.8を実現している。サイズは62(全長)×62(最大径)ミリ/約202グラムと、キットレンズ「E18-55mm F3.5-5.6 OSS」よりほんの少しだけ太めながら、装着時のサイズはほぼ同じ。取り回しに苦労することはないだろう。
外装は金属製で、質感は高い。AFはレンズ内モーターとインナーフォーカスによって極めて静かに動作する。ただ、遠景ならば問題ないが、被写体に接近するほど(最短撮影距離は0.39メートル)合焦に至るまでの速度が低下する、あるいは意図しないところへピントが合う傾向が見られた。フォーカスエリアを中央重点などにして桜の花びらを開放に近い絞り値で撮りたい、といった場合にはフォーカスをDMFにしてピーキング機能を使うなどの注意が必要だろう。
開放F値1.8と明るいレンズだが、晴天の午前中といった光の強い状況下でもフレアの発生はほとんど見られず、描写は非常に良好。ボケも自然だ。手ブレ補正機構「OSS」も搭載しており、夜間や暗い室内でも安心して撮影できる。実売価格も2万円台半ばから後半と求めやすく、ダブルレンズキット購入者が次のレンズと考える際、検討してほしいレンズの1本といえる。
以下の作例はすべて、NEX-5Nにて撮影。RAW撮影した後、Lightroom 4にてストレート現像している。
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