IFA 2012
高精細だから見えるもの、東芝が開発を進める「レグザエンジンCEVO 4K」(2/3 ページ)
またCEVO 4Kでは、4K制作が行われている映画の場合、ダウンコンバートの過程で発生した物質表面の反射や鮮やかさの減少など、「輝き成分」の再現を行っている。一度元の画像と輝き表現の部分を分解し、再度強調し直すことで“潰れ”の再現を実現しており、より綺麗な映像出力が可能になっているという。サンプルとして紹介された「ダークナイト(Dark Knight)」の映像では、チューニング途中という部分も見受けられたものの、小石や路面の細かい部分、機械の反射の再現などが行われており、フルHDソースながら凝視するとより美しさが増していることが確認できた。
また参考出展ではあるが、「55ZL2」では9視差だった裸眼3Dを15視差まで拡大したデモも行われていた。視差が増えるということは、視野角がさらに広がり、裸眼3Dが違和感なく見られる位置が増えるということを意味する。通常、裸眼3Dでは最適な3D映像を見るために自分の視点を移動して適時調整する必要があるが、15視差ではより自然な形で閲覧が可能になった。東芝の説明によれば、20センチ間隔で3Dが最適に見られるポイントが並んでいるという。
ただし、まだ参考出展ということもあり、中央部から離れた視差ポイントからは画面端で映像が乱れたり、文字がゆがんで見えるなど、これからのさらなる改良が必要と見受けられる部分があった。4K活用事例の1つとして、今後も改良が進んでいくことになるかもしれない。
4Kテレビを高精細モニターとして利用する
フルHDの映像ソースが中心の市販動画コンテンツに対し、PCの世界では4K映像出力に対応したOSやハードウェアがあり、デジタルカメラ等の世界では4Kのさらに4倍の解像度の映像の撮影可能なものがあったりと、高精細モニターに対するニーズは高い。これら分野でも4Kテレビを活用してもらおうというのがIFA 2012における東芝の展示コンセプトの1つだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR