「世界の全ての本棚を図書館に」──本と場所と人を結ぶ「リブライズ」、開発者が目指す大きな夢(3/3 ページ)
「どこまで本棚を図書館にしていけるか」
まだ始まったばかりの小さな試みだが、河村さんと地藏さんの夢は大きい。「おじいちゃん図書館をやりたいです。おじいちゃん世代は必ず本を持っています。同じ町内に住んでいるおじいちゃんが図書館作って、子供たちが利用者カードを持って遊びにくれば楽しいじゃないですか」と河村さん。地藏さんも、「書店が閉店したという悲しいニュースが流れてきますが、本を読む人が増えてほしいと思っています。街中にはまだすごい数の本が眠っています。どこまで本棚を図書館にしていけるか。それをひたすらやります」と意気込む。
リブライズのサービスは無料だが、「Facebookを使いたくない」「本棚を非公開にしたい」「社内で使いたい」といったユーザーのために、プライベートな本棚を作ることができる有料の図書館カードも用意している。図書館カードは紙で作られていて、ブックスポット用(1枚2500円)と利用者用(25枚2500円)があり、企業向けに電話サポート付きのプランもある。また、「英語圏でも使えるように」と絵でデザインされた本に貼るシールなども作成。世界中の誰でも気軽に“図書館”をオープンできるよう、間口は広く工夫されている。
リブライズは本と人だけでなく、人と人をつなぐサービスでもある。2人は、12月10日の秋田県横手市を皮切りに、年末までリブライズを紹介する全国ツアーを開催中だ。図書館や本に興味を持つ人たちを訪ね歩いている。少しずつ、世界に“図書館”が増えるように。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
4
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR