激戦区参入 シンプルデザイン高級コンパクト「FUJIFILM XQ1」を検証する(2/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
クリックのない滑らかなコントロールリング
では使い勝手の話。操作に際しては軽快感があり、ボディ自体が軽量なこともあって、両つりストラップで首から提げて気軽にスナップを撮るにはすごくいい感じだ。
撮影モードはP/A/S/Mの各モードに加え、SR+とAUTOとフィルター、アドバンスト(Adv.)、シーンモード(SP)と用意されており、X20と基本的には同じ。FUJIFILM XF1にあったEXRモードはない。オート系の撮影モードが通常のAUTO、シーン自動認識オートのSR+、さらにプログラムAEと3つあるのは多い気がする。SR+とプログラムAEの2つでいいんじゃないのかとちょっと思う。
操作系でのポイントはレンズ周りのコントロールリングと、XF1から採用されたE-Fnボタン。コントロールリングはクリック感がなく無段階で回転するタイプで、MF時に使うといい。MFモードにしてすーっと回し、ピーキング機能と組み合わせると気持ちよくピントを合わせられる。
コントロールリングの機能はもちろんカスタマイズ可能。メニューから変更してもいいし、E-Fnを使えばその場で変えることもできる。デフォルトでは各モードに応じて最適な内容(絞りやプログラムシフト、シーンポジションなど)に切り替わる。
E-Fnはボタンを押すと十字キー+再生と録画ボタンの計6つに仮装ボタンが割り当てられる。例えば、何もしない状態では十字キーの左は「マクロ」だが、E-Fnを押すとISO感度になるので、ISO感度を変えたいときには、E-Fn→左キー→背面のリングで調節できる。この時にフロント部のリングを回せば、コントロールリングに割り当てる機能を変更できる。慣れればなかなか快適な機能だ。
撮影機能はX10やX20といったシリーズ製品を継承している。Adv.モードには360度パノラマ、多重露出、連写重ね撮り、ぼかしコントロールといった複数回撮影して合成する系の機能が、Filter(アドバンストフィルター)にはトイカメラやミニチュア、ソフトフォーカスといったデジタルフィルター系が、SP(シーンポジション)には各種シーンモードが用意されている。
「ぼかしコントロール」は使いどころが難しい。被写体との距離や被写体によって失敗することがあるからだ。成功例をひとつ。
そのほかには、Wi-Fiを使ってその場にいる(スマホを持ってる)友だちに簡単に写真を渡せる機能や、microUSB端子を搭載してUSB充電が可能になったことが着目点として挙げられる。こういう常用系コンデジだと、microUSBケーブルを使ってUSB用ACアダプタやモバイルバッテリーから簡単に充電できるのは非常に便利。
そんな感じで、フロント部にリング、背面にホイールを備え、細かなコントロールをしながら、でも気楽に撮れるコンパクトといった感のあるXQ1。凝った撮影をしたいならX20の方がレンズも明るいし、しっかりグリップできるのでお勧めだが、気軽にどこででもオートで撮れ、時には凝った撮影もできるというスタンダードなカメラを探しているなら、XQ1はいい選択だ。
ギミックが目立ったXF1より普通にはなったけど、こっちの方がシンプルでミニマムで魅力的。同クラスにライバルは多いけれども、デザインのシンプルさを重視したいならこれだなと思う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
3
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
4
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
5
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
6
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
7
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
8
【復旧】auで大規模障害 全国で通話・データ通信しづらい状態 緊急通報にも影響
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR