“後からピント合わせ”のLytro、1600ドルのハイエンドカメラ「Illum」を発表
撮影した後にデスクトップ上で写真のピントを好きな位置に合わせることができるカメラを手掛ける米Lytroは4月22日(現地時間)、ハイエンドのデジタルカメラ「Lytro Illum(イルームと読む)」を発表した。まず米国で予約受付を開始した。価格は1599ドル(予約の場合は特別価格1499ドル)で、出荷は7月になる見込みだ。日本での発売は未定。
Lytroは2012年に同社の最初の製品「Lytro Camera」を399ドルで発売した。特殊なイメージセンサーを搭載し、写真を撮影する際に全ての光線の方向を記録。PC上で再生する際、特殊な計算を行うことで写真内の任意の位置のピントを再現するという仕組みを採用している。
Illumはそのハイエンド版で、基本になる仕組みは同じだがハードウェアが大幅にグレードアップしている。形状も一眼レフカメラのようになった。
ライトフィールド(カメラに入射する光線集合)センサーの精度はLytro Cameraの約4倍。焦点距離30~250ミリに全域で開放F2.0の8倍ズームレンズは1:3のマクロ撮影も可能だ。シャッタースピードは最高4000分の1秒。背面の4インチのタッチスクリーンで細かい設定ができ、写真のプレビューもできる。CPUは米QualcommのSnapdragon 800。サイズは86×145×166ミリで重さは940グラムと、一眼レフカメラよりかなり軽量だ。microSDカードスロットを備え、Wi-Fiで撮影した写真を転送することも可能。ソフトウェアも刷新した。
米GoogleがAndroid向けカメラアプリにLytroのようなぼかし機能を搭載するなど、Lytro Cameraの競合が出始めているが、Illumはそうしたソフトウェアのみでの機能とは一線を画す製品になっている。
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