「ヤフ!OFFに」――「BOOKOFF」で買い取り「ヤフオク!」で販売 ヤフー・ブックオフ提携の狙い(2/2 ページ)
ヤフオク!出品、さらに手軽に BOOKOFFの“商圏”はネットに拡大
手持ちの中古品を売りたくても、ヤフオク!に出品するのは面倒という人は多く、「なんとか解決したいと思っていた」と宮坂社長。「メルカリ」「ショッピーズ」など、手軽に出品できるフリマアプリが普及する中、ヤフオク!も、「最短30秒で出品できる」とうたう新アプリを提供するなど出品の手軽さを強化してきた。
店舗に持ち込むだけで買い取ってもらえるBOOKOFFは、アプリで出品するよりさらに手軽だ。「年に1度もリユースしない人が60%いる。そういった方々に、年に1度でいいからリユースしてもらい、リユース率を100%にしたい」(宮坂社長)
ヤフオク!の年間出品数は約50億点、利用者数は1000万人と、ネットのリユース市場の8割を占めている(ヤフー調べ)。一方で、オフラインのリユース市場はネットの倍以上あり、「オフラインの市場を巻き込んだトータルの市場を作り、リユース市場全体を拡大したい」と意気込む。
BOOKOFFの年間買い取り件数は約5億点、売買客数は約1億人に上るが、来店できるのはその地域に住む人に限られるため、全国ではニーズがあっても店舗で売れ残る商品が出る。そういった商品をヤフオク!に出品することで、「商圏を広げてより多くの人に見てもらい、ロスを減らしたい」と松下社長は話す。
実際、BOOKOFFで数百円で販売されている商品が、ヤフオク!で高値で落札されることも。宮坂社長は、BOOKOFFで100円で売っていた「NEOGEO」のソフトが、ヤフオク!で7万円で売れたことを挙げ、「両社が組み合わさると力になる」と強調する。
ブックオフが運営する中古品通販サイト「ブックオフオンライン」は「オリジナリティーあふれるサービスを独自に展開しているので、引き続き独自に続ける」(ブックオフの堀内康隆取締役)が、将来にわたっての継続は「検討したい」としている。ヤフーは「Yahoo!ショッピング」などに「Tポイント」導入しているが、ブックオフがTポイントを導入する予定はないという。
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