テクノロジー解説<5>
加湿器に潜む“危険”を根本から排除する方法――「ダイソン ハイジェニック ミスト」(1/2 ページ)
ダイソンが満を持して投入した加湿器“Dyson Hygienic Mist™”(ダイソン ハイジェニック ミスト)は、市場にある製品の中で、最も衛生的かつ部屋を均一に潤すことができるという。その仕組みを詳しく解説していこう。
ダイソンが“第4のジャンル”として発表した製品――それが“Dyson Hygienic Mist™”(ダイソン ハイジェニック ミスト)「AM10」だ。市場にある製品の中で、最も衛生的、かつ部屋を均一に潤すことができるという加湿器は一体どのような仕組みなのか。詳しく紹介していこう。
空気が乾燥する冬場などはウイルスが活性化し、のどの乾燥などと相まって風邪をひきやすい。加湿器は、室内の湿度を高くすることで風邪やインフルエンザ、アレルギー症状などの予防に有効だ。しかし、実はダイソンの本拠地である英国ではあまり馴染みのない家電である。にも関わらず、同社が加湿器を手がけたのは、店頭に並んでいるほとんどの加湿器が問題を抱えており、それを解決する技術をダイソンが持っていたからだ。
加湿器には気化式、スチーム式、超音波式、ハイブリッド式とさまざまな方式のものが存在するが、実は風邪の予防どころか症状を助長しかねないケースもあるという。それは、内部に水をためるという根本的な構造的課題。水あるいは水を含んだフィルターなどでバクテリアが繁殖してしまい、バクテリアを含んだミストが部屋中にばらまかれてしまうからだ。中にはスチーム式のように加熱殺菌できるタイプも存在するが、こちらはミストが遠くへ飛ばないという別の問題を抱えている。
超音波式を安全に使う「Ultraviolet Cleanseテクノロジー」
実は、「AM10」は加湿器の中でもっとも危険だといわれている超音波式を採用している。危険性を知りながら、なぜダイソンは超音波式にしたのだろうか。それは水をミスト状にしてファンの力で放出する超音波式は、エネルギー消費が少なく、もっとも効率的に部屋中を加湿できるという点で、どの方式よりも優れているからだ。そして超音波式を安全に使うための技術を開発した。
それが紫外線(UV-C)ライトを使ってバクテリアを除菌する技術「Ultraviolet Cleanse(ウルトラバイオレット・クレンズ)テクノロジー」だ。「AM10」もほかの加湿器と同じようにタンクに水をためるが、そのままでは使用しない。必ずUV-Cライトで2度の除菌処理を行ってからミスト化する仕組みになっている。
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ダイソン株式会社
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