「安さだけでは訴求しない」――「ドコモ光」の狙い “キャッシュバック合戦”には終止符(1/2 ページ)
「安さだけでは訴求しない」――NTTドコモの加藤薫社長は1月29日、NTT東西地域会社の光回線を利用したFTTHサービス「ドコモ光」の発表会見でこう述べた。ドコモの携帯回線とセットなら通信料金を割り引く“セット割”を提供。携帯回線のデータ通信容量が増えるほど割引率が高くなる仕組みで、携帯データ通信の活性化にもつなげる狙いだ。早期の100万契約獲得を目指す。
ドコモ光は、ISP料金一体型のプランの場合で戸建て向けが月額5200円か5400円(ISPによって異なる)、集合住宅向けが月額4000円か4200円(税別、以下同)と、先行して発表された「ビッグローブ光」よりやや割高だが、ドコモ携帯の新料金プランと組み合わせた「ドコモ光パック」なら最大月額3200円割り引かれ、パケットパックの通信量が多いプランほど割安になる。
若年層や長期契約者、新規契約者向けにはさらに割り引きも。ドコモ光パックには25歳以下向け「U25応援割」、長期契約者向け「ずっとドコモ割」が適用されるほか、ドコモ携帯の新規/MNP契約者向け「光スマホ割」は、ドコモ光とデータシェアパックを組み合わせた「光シェアパック」に加入すれば、基本プランを最大12カ月間、1350円割り引く。
ドコモ光の提携ISPは、NTTぷららやビッグローブ、ニフティなど18サービスで、今後増やしていく計画。ドコモも独自のISP「ドコモnet」を提供する。フレッツ光のユーザーは、ドコモ光に「転用」を申し込めば、付加サービスをそのまま引き継いで利用でき、解約金も不要だ。
ホームセキュリティや家電連携――“家の中もドコモ”に
ドコモ光ユーザー向けに今後、“家の中”向けサービスを拡充していく。パートナー企業と組み、スマートフォンで留守宅の映像を確認できる簡易的なホームセキュリティーサービスや、スマートフォンで家電を操作できる家電連携サービスなどを提供する予定だ。
「dビデオ」などドコモのコンテンツサービスがテレビでも楽しめる専用アダプタを4月に提供するなど、テレビとの連携も進める。携帯端末をテレビのセカンドスクリーンにし、番組関連情報を表示するサービスや、出先の家族の様子を自宅のテレビにライブ中継できるサービス、2020年の東京五輪に向けた4K/8Kテレビ対応の映像サービスなども計画している。
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