「日本製炊飯器と温水洗浄便座が大人気」だが、うかうかしていられない 中国ユーザーの意識と、追い上げる中国メーカー(2/2 ページ)
炊飯器や温水洗浄便座もうかうかしていられない
では訪日中国人がこぞって購入した炊飯器はどうか。中国には白物家電メーカーの「美的」などが、日本製によく似た炊飯器をハイエンドモデルで4~5万円程度で販売している。
最近、国営テレビ局・中央電視台の番組が、日本の炊飯器と中国の炊飯器を比べ、どちらで炊いたご飯がおいしいかというテストを行った。日本のローエンドモデルと中国のハイエンドモデルで比べるという、微妙にアンフェアではないかとも思える企画だったが、両方を食べ比べた人々の反応は、中国の「美的」製炊飯器によるご飯のほうが美味しいと答えた人がより多いという結果だった。
番組内では、ご飯の含水率や弾性、糖の含有量を数字で明らかにした。数字を明確に打ち出せば中国メーカー製品の説得力が増し、そのために買う層というのは一定数いる。今後、小米のような企業が国営テレビ局の1番組よりも説得力ある炊飯器の指標を出すようになれば、中国メーカーの製品がある程度売れるのではないかと思う。
温水洗浄便座にしても、中国のそれは水流が強烈過ぎて、用足し後に気持ちよく洗えない製品ばかりなのが現状。だが、製品の改良を重ね、中国の消費者を納得させられる物差し的スペックが示されるようなら、日本企業も中国企業にシェアを取られかねず、うかうかしていられないのだ。
山谷氏の新著「中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立」(星海社新書)
6億人のユーザーを抱える独立国が、ネット上に出現した!
2014年末、中国政府はGoogleを完全に遮断し、ワールドワイドウェブから独立を果たしました。Twitterなどの西側サービスを拒絶し、国外サイトへのアクセスを制限された世界は不気味にも思えます。しかし、そこでは6億人が、パクリ的な国内サービスを使ってインターネットを楽しんでいます。では、このネット上の独立国はいかにして成立したのでしょうか? その過程を探ると、いくつもの興味深い事実が明らかになりました。ネット導入は政府主導だったこと、パクリでも国産サービスが選ばれること、しかし国内のIT企業は常に世界を目指していたこと……。さあ、ネット上に国境線が引かれるまでの20年を、共に辿り直しましょう!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR