スク・エニとSNKプレイモアが和解 「ハイスコアガール」販売継続へ
漫画「ハイスコアガール」がゲーム作品のキャラクターを無断使用したとされる問題で、出版元のスクウェア・エニックスは8月26日、SNKプレイモアとの間で起きていた刑事・民事の紛争について和解が成立したと発表した。SNKプレイモアは刑事告訴と民事訴訟を取り下げ、スク・エニは同作品を今後も販売を継続することになった。ゲームキャラの著作権と作品内での使用をめぐり、業界を揺るがした大きな事件が決着を迎えた。
同作品をめぐっては、作中で自社ゲーム作品のキャラクターを無断使用し、著作権を侵害されたとして、SNKプレイモアが昨年5月にスク・エニと社員らを告訴。大阪府警は同年11月、作者の押切蓮介さんやスクウェア・エニックス社員ら16人を書類送検していた。SNKプレイモアは今年3月には、同作品の出版差し止めと損害賠償を求めて提訴していた。
一方、スク・エニは同作品が著作権侵害をしていないことの確認を求めて同年10月に提訴していた。ただ、同作品は全巻自主回収し、連載も休止していた。
両社と、最近SNKプレイモアの大株主になった「Ledo Millennium」は、「今後、各社のコンテンツを利用した新たな協業機会の創出を可能にするため、紛争を早期に解決すべき」と合意し、8月24日付で和解が成立したという。SNKプレイモアは同日付で告訴取り消しを申し立て、大阪地検に受理された。
両社は「新たな協業機会の創出を通じて、これからもファンの皆様のご期待に沿うコンテンツの開発・提供に邁進してまいります」としている。
事件をめぐっては、知財専門家らが「侵害が明らかではなく、表現活動に委縮をもたらすおそれもある」として刑事手続きに反対を表明するなど、コンテンツ業界や一般読者、著作権法関係者などの関心も高かった。
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