国勢調査のパスワード入り用紙、無防備に郵便受けに? 総務省「調査員の指導、行き届かなかったかも」(1/2 ページ)
5年に1度の国勢調査が9月10日、全国で一斉にスタートした。今年は初めて、PCやスマートフォンから回答できるインターネット回答を全国的に採用。ネット回答用のID・初期パスワードが記入された紙の入った封筒を、10日~12日にかけ、国勢調査員が各世帯に配布した。
この封筒について、「郵便受けに無防備に入れられ、誰でも盗み取れ取れそうな形で配布されている場合がある」という指摘がネットに投稿され、セキュリティを不安視する声が上がっている。国勢調査を運営する総務省統計局の担当者は、「封筒を郵便受けに入れる場合、詐取されないよう入れてもらうよう国勢調査員を指導しているが、指導の徹底が行き届かなかったかもしれない」と話している。
ID・パスワード入り用紙は「手渡し」が原則 封をしない理由は
国勢調査は、日本の人口や世帯数などを調べる目的で、5年に1度、全国一斉に行われる。今年は初めて、全国でネット調査を実施。10日~12日にかけ国勢調査員が各戸を訪問し、ネット回答用のID・初期パスワードを記載した紙を、封筒に入れて配布した。ネット回答がなかった世帯には26日以降、調査員が再び訪問し、手書き調査票を配布する――という流れだ。
統計局の担当者によると、ID・初期パスワードの紙が入った封筒は、調査員が原則、各戸をを訪問して手渡しで配布することになっている。配布の際、中身を説明した上で渡すため、封筒に封はしていないという。
調査員が2~3回訪ねても世帯員に会えない場合は、封筒を郵便受けに投函するなど代替手段をとるという。その際は、「詐取されないように入れる」ことがルール。第三者に盗み取られない形でしっかり入るよう、調査員に指導しているという。
郵便受けへの投函は「詐取されないように」
だがネットには、マンションの集合ポストに、誰でも抜き取れそうな形で多数の封筒が差し込まれている写真が複数投稿されている。統計局はこういった事態を把握しており、「調査員の指導の徹底が行き届いていなかったのかもしれない」と反省を述べる。
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