「スプラトゥーン」を水鉄砲型コントローラーでプレイ VR空間で遊べる試作機、明大准教授が制作
任天堂のゲーム「スプラトゥーン」(Splatoon)を、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と水鉄砲型のコントローラーを使って、VR(仮想現実)空間に没入してプレイできる――明治大学の橋本直准教授がプロトタイプの制作過程や実際に遊んでみた動画を公開している。
「スプラトゥーン」は、水鉄砲のような武器でインクを撃ち合う「三人称視点シューティングゲーム」(TPS)。本来なら、専用のコントローラー「Wii U GamePad」を手に持って操作し、テレビ画面を見ながら遊ぶゲームだ。GamePadにはジャイロセンサーが内蔵されており、Padを傾けたり、向きを変えたりすると、ゲーム内の視点が切り替わる。
「水鉄砲シューティングなので、やっぱりそれっぽいガン型のコントローラ(ガンコン)でプレイしてみたい」という発想からプロトタイプの開発がスタート。試作1号機では、GamePadを頭に取り付け、首振りと連動して視点が変わるようにしたが、実際にプレイしてみると、ガンコンの向きを変えることで銃口の向きが変わると錯覚してしまい、違和感があったという。
この違和感を払しょくすべく、試作2号機ではガンコンそのものにGamePadを取り付けた。しかし、撃った時に振動する機能があることでジャイロが狂ってしまい、うまく照準が合わないことが判明。「なんでこんな単純なことに気付かんかったんや……」(橋本准教授)と、振動機能をなくして1度は完成したが、「もうちょっとそれっぽいものにしたい」と開発を続行。背中にGamePadを背負ってプレイするアイデアを思い付き、試作3号機が生まれた。
3号は、GamePadをリュックサックのように背負うことで、体の向きと連動して視点が動くように工夫した。よりスプラトゥーンらしくするため「やっぱり水鉄砲にしたい!」ということで、市販の水鉄砲の内部に電池や制御回路などを収めた新コントローラーを制作。インクを発射したり、前後に移動したり――などの基本的な操作ができるほか、トリガーを引くと「ダダダッ」と振動するギミックも搭載している。
橋本准教授は過去にも、初音ミクをAR(拡張現実)の技術を使って踊らせるなど、バーチャルキャラクター、アニメ、ゲームにインスパイアされた作品を発表してきた。スプラトゥーンのコントローラーについては「まだやり残していることがいくつかあるので、気が向いてアップデートしたらまたご報告します」とコメントしている。
ちなみに、橋本准教授は、水鉄砲型コントローラーを使うより、普通のGamePadでプレイした時が戦績がよかったそうだ。
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