「著作権はユーザーのもの」と明記 小説・イラスト投稿サイト「Caravel」規約修正 「誤解を招いた」
ビジュアルワークスは、8月2日に公開した小説・イラスト投稿サイト「Caravel」(キャラベル)の利用規約に「誤解を招く表現があった」として3日、規約を修正した。当初の規約には「ユーザーが投稿した画像・情報は、当社が自由に利用できる」とあったが、修正後は、「サービスの運営やシステムの改良に必要な範囲内で当社で利用できる」と投稿の利用範囲を限定。ユーザーに著作権が留保される旨も明記した。
Caravelは、小説やイラストなどを、公開範囲を限定して投稿できるサービス。公開範囲はTwitterに紐づけて、「フォロワー限定」「相互フォロー限定」「リスト限定」などを設定でき、小説やイラストなどを執筆・制作しているTwitterユーザーの注目を浴びていた。
だが、利用規約に「ユーザーが投稿した作品の画像・情報は、本サービスの円滑な運営等を目的として当社が自由に利用できるものする。また、ユーザーはかかる当社の利用に対して、当社によるコンテンツの改変や公表の有無について、著作者人格権を行使しないものとする」と書かれており、「投稿された作品を、運営企業が投稿者に無断で書籍化・ゲーム化するなどビジネスに利用するのでは」と、一部ネットユーザーの間で不安の声があがっていた。
これを受けて同社は3日、規約を修正。新たな規約では、「ユーザーが投稿・編集した文章や画像の著作権はユーザーに留保される」と明記した上で、「ユーザーが投稿した画像・情報は、サービスの運営やシステムの改良に必要な範囲内で当社で利用できるものとする。出版、放送、公衆送信、サービスのプロモーションなどについては、ユーザーの許可を得たうえで当社が利用できるものとする」と定め、同社が利用できる範囲を限定した。
同社は「従来の規約は、当社が想定していないとらえかたをされてしまい、誤解を招いた」とし、「分かりやすく改訂した」と説明している。
投稿サイトの著作権に関するサービス運営者とユーザー間のトラブルは、ネット黎明期から何度も繰り返されてきた。01年にはジオシティーズで、04年にはgoo ブログやlivedoor Blogで、08年にはmixiで、14年にはユニクロの「UT」でそれぞれ、著作権に関する新規約がユーザーの反発を呼び、規約改定を迫られた。海外でもInstagramやFacebookがかつて、規約問題で炎上している。
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