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Facebookが規約改正で炎上、CEOが釈明

» 2009年02月18日 11時37分 公開
[ITmedia]

 米人気SNSのFacebookが利用規約改正で非難を浴び、CEOが釈明のコメントを発表した。

 非難の的になっているのは、Facebookが2月初めに利用規約に加えた変更。消費者情報サイトConsumeristが2月15日に新規約の問題を指摘し、ユーザーの間で急速に反発が広がった。

 Consumeristは、ユーザーのコンテンツ許諾に関する規約から重要な文言が削除されたと指摘している。削除されたのは、「ユーザーはいつでもFacebookから自身のコンテンツを削除できる。ユーザーがコンテンツの削除を決めた場合、Facebookに与えた(Facebookがユーザーのコンテンツを利用できる)許諾は自動的に消滅する。ただし、Facebookはアーカイブされたユーザーコンテンツのコピーを保持できる」という部分。また、この条項はユーザーが退会しても効力を保持するとされている。

 これを受け、ユーザーからは「Facebookがユーザーのコンテンツを所有するのか」「退会してもFacebookがユーザーのコンテンツを利用するのか」といった疑問や非難が相次いだ。Facebook上では規約改正に反対するユーザーグループ「People Against the new Terms of Service」が結成され、参加者は約4万8000人に上った。

 Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは自身のブログでこの問題について釈明。同サービスは「ユーザーが自分の情報を所有し、情報を共有したい相手を管理できる」ことを信条としており、それは変わらないと主張した。

 同氏は規約改正の理由として、以下のように説明している。「例えば、ユーザーが友人にメッセージを送った場合、ユーザーの送信済みボックスと友人の受信箱にメッセージが保存される。ユーザーが退会しても友人の手元にはメッセージのコピーが残る。規約改正の理由の1つは、このような点をより明確にすることにある」

 同氏は、ユーザーからの信頼はFacebookにとって重要であるとし、「われわれは、ユーザーが望まない形でユーザーの情報を共有することはない」と強調している。

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