Facebook、広告ブロックソフト利用者にも広告強制表示 公式の「広告設定」機能強化と引き換えに
米Facebookは8月9日、広告をブロックソフトを使っているユーザーのFacebook画面にも、広告を強制表示すると発表した。代わりに、Facebookが公式で提供している「広告設定」メニューを強化し、ユーザーが希望しない広告の非表示設定を簡単にできるようにする。
欧米では、広告ブロックソフトの利用率が1~2割前後と高く、ニュースサイトなどが収益に苦しんでいる一因と指摘されている。同社は、「広告ブロックソフトは、ニュースサイトや無料サービスに資金が集まりにくい原因となっている」と指摘。広告ブロックソフトを排除する代わりに、広告の表示・非表示をユーザーの手にゆだねるとしている。
新たな広告設定メニューでは、例えば、「旅行」の広告はすべて非表示――など、不必要な広告をジャンルごとに設定できるほか、「自分が顧客リストに入っている企業や団体からの広告」を非表示にする設定ツールも導入する。
同社は「コンテンツを遮るように表示される広告、まったく購入する気のないものを売ろうとする広告」などを「質の低い広告」とし、広告ブロックソフトを使っているユーザーは「邪魔な広告を表示させないため」だと理解を示す。
一方で、広告ブロックソフトを提供する一部の企業は、「広告表示と引き替えに料金を受け取っている」と指摘。サイトの広告をブロック対象から外すオプションを有料で販売する広告ブロックソフトもあり、Facebookもかつて、有料で広告ブロックを解除する提案を受けたという。
コンテンツを提供しているニュースサイトやSNSなどの広告が非表示にされ、収益源に悩む一方で、広告ブロックソフトが収益をあげる仕組みは「Webの魅力であるジャーナリズムやその他の無料サービスをサポートするために必要な資金が集まりにくくなる原因にもなる」と指摘する。
同社は、広告のブロックソフトに料金を支払ってブロック対象から解除してもらうのではなく、広告設定機能を強化し、ユーザーの好みに合わせた広告を表示できるようにしたという。「今後もユーザーの声に耳を傾け、すべての人にとってよりよい広告体験の実現を目指す」としている。
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