自転車泥棒、追い詰めた執念……「ヤフオク!」のアラートで追跡、Facebookで本人特定(3/4 ページ)
ついに落札 GoogleマップとFacebookで“犯人”追跡
オークション終了直前。入札は20件近くあり、価格が高騰していく。負けじと入札を続け、11万7000円で落札に成功した。
落札直後、出品者から住所・氏名が届いた。犯人は何者なのか――2人で手分けして調べた。住所は都内。池袋から自転車で行ける距離だ。Googleマップで検索したところ、戸建てのようだ。出品物の写真は、その100メートル先のマンションの前で撮ったものらしい。氏名をFacebookで検索すると本人らしき男を発見。ロードバイクに関する投稿もある。その妻と思われるアカウントも分かったが、それ以上の手がかりはつかめなかった。
数日後。落札した自転車が届いた。間違いなく盗まれたものだった。パーツは替えられ、盗まれた当時よりグレードアップしていたが、傷の位置やカーボンの模様もまったく同じ。ただ、自転車本体に刻まれている「車体番号」が、別のものに張り替えられていた。自転車盗難に関する口コミサイト「自転車特捜24時」で車体番号を検索してみたところ、その番号の付いていた自転車も池袋で盗まれたものだと発覚。サイト管理人を通じてその人に連絡し、情報交換した。
「彼が犯人に間違いないと思います」――落札した自転車と出品者の情報、Facebookの情報などをまとめて池袋署に届けた。受け取った担当者は「調べます」と言ったものの、何カ月も音沙汰はなく、預けた自転車も返ってこなかった。しびれを切らして警視庁のWebサイトのフォームからも出品者の男の情報を提供したところ、署の担当者から電話があり、「そういうことは困る」と怒られたという。
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