ロボットだらけの「変なホテル」舞浜にオープン 内覧会に行ってきた(1/2 ページ)

 千葉県浦安市に3月15日、ロボットを活用したホテル「変なホテル」(JR舞浜駅から徒歩18分)がオープンした。ホテルには9種類・140体のロボットと人間のスタッフ(全7人で、シフトに入るのは1~2人程度)がおり、人間よりロボットが多いのが特徴。客室数は100部屋。日本語・英語・中国語(簡体)・韓国語の4カ国語に対応している。その内覧会に行ってきた。

「変なホテル」舞浜 フロントに立つ恐竜ロボット……こわい
ロビーに置かれた謎のゴミ箱ロボット

 フロントには2体の恐竜ロボット(ヴェロキラプトル)が待ち受けていて、幼い子どもだと若干怖いのではないかと思うほど荒々しく動いている。宿泊客はまず、この恐竜の前に置かれたタブレット端末などを利用してチェックイン。タブレットとロボットは連携しており、タブレット端末を操作するとロボットがアナウンスをする仕組みだ。海外の宿泊客はパスポートをセンサーにかざしてチェックインすることもできるという。ロビーでは原寸大の巨大なティラノサウルスの模型や、水槽に入った魚型ロボット「AIRO」が優雅に泳ぐ姿を見ることができる。

 客室は1部屋当たり2~4人まで宿泊可能で、全ての部屋にロボット「Tapia」が置かれている。Tapiaはゲーム機能を搭載するほか、テレビ・空調・照明の「オン」「オフ」を代わりにやってくれる機能も。部屋に用意されたマニュアルに沿って「テレビ消して」などと話しかけると、テレビと連携し代わりに操作してくれる。通常モデルのTapiaは白一色だが、ここでは「変なホテル」専用にカスタマイズされカラフルな機体になっている。

 また、スマートフォンをダンボール製のゴーグル(ハコスコ)に装着し、VR体験をすることも。恐竜の世界を360度見渡せるコンテンツが用意されている。

 部屋はバス・トイレが別で、広々とした雰囲気。ベッドの寝心地にもこだわり、マットレスは新幹線の座席にも使用されているという硬めの通気性に優れたものを使っている。壁にワンポイントで、恐竜の世界を室内からのぞき込んでいるような絵が描かれているのも印象的だ。

 レストランは、ビュッフェスタイル。真ん中には大きな洞窟が設置されている。座席数は50席で、価格は大人1800円、小学生以下900円(3歳未満無料)。朝6時30分から9時30分までオープンしている。家族での宿泊を想定し、子どもが取りやすいよう少し低めに料理台が設置されているのがポイントだ。ここにも、たくさんの恐竜の絵が描かれている。

 「ロボットがたくさんいるホテル」ということに目が行きがちだが、筆者がこのホテルで1番おもしろいと感じたのはビジネスモデル。舞浜はハウステンボスに続く2カ所目の「変なホテル」だが、2017年8月にオープンが決まっているラグーナテンボスでの運営を含め、ホテル運営データを集積・システム化。5年後には、ホテルの効率化を実現するための「システム」と「ロボット」をセットで提供するフランチャイズ展開も世界をターゲットに考えているという。

 「変なホテル」のコンセプトは「変化し、進化する」。「ロボットが進化すれば変なホテルも進化する」をスローガンに、人間のホスピタリティとロボットを掛け合わせて「世界一生産性の高いホテルを目指す」という。

太田智美

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この記事の著者

太田智美
太田智美

小学3年生より国立音楽大学附属小学校に編入し、小・中・高とピアノを専攻。大学では音楽学と音楽教育(教員免許取得)を専攻し卒業する。 その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。人と人とのコミュニケーションで発生するイベントに対して偶然性の音楽を生成するアルゴリズム「おところりん」を生み出し、「おところりん:ソーシャルネットワークにおける偶然性を用いた音楽生成(Otocororin: a chance music for social network systems) (http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/KO40001001-00002010-0075.pdf?file_id=44931) 」を修士論文として提出。同研究は、情報処理学会 第12回「Internet and Operation Technology(IOT)」研究会において学生奨励賞を受賞。 同大学院を修了後、2011年にアイティメディア株式会社に入社。営業配属を経て、2012年より@IT統括部に所属し、技術者コミュニティ支援やイベント運営、記事執筆などに携わる。2014年4月から2016年3月までねとらぼ編集部に所属。2016年4月よりITmedia ニュースに配属される。これまでの代表作は「世の中やっぱり金でした 71万円の大金を積んで誰よりも早く『iPhone 6 Plus』の使い勝手を検証してみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1409/10/news139.html) 」「スケスケでまるみえじゃないですか! 人によっては透明に見えるドレスを作ってみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/27/news152.html) 」「あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由 (http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1401/08/news082.html) 」「ゆとり世代が問う『好きなことをやって何が悪い!』(シリーズ) (http://www.itmedia.co.jp/keywords/yutori_generation.html) 」「はじめてのAI(連載) (http://www.itmedia.co.jp/news/series/5264/) 」など。 Twitter:@tb_bot (https://twitter.com/tb_bot)

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