“ネットにつながらない”が売り ロボット「ロビ」が進化した「ロビ2」、48体のダンスパフォーマンスで初披露 ロボット同士の会話も(1/2 ページ)

 デアゴスティーニ・ジャパンは3月30日、毎号付属するパーツを組み立てて作るロボット「ロビ2」を初披露した。2017年6月6日に創刊する週刊「ロビ2」は全80号(総額、税込17万1327円)。最終号が販売される2019年2月中旬ごろに完成する。

 ロビは、これまでに15万体販売されたという二足歩行ロボット。初代ロビは話したり、歌ったり、踊ったり、テレビを付けたりといったことができたが、今回の新型ロビ(ロビ2)はカメラを搭載し、顔認識や笑顔認証、写真撮影などができるようになる。

 発表会場には12体のロビ2と36体のロビ、計48体がずらりと並びダンスを披露。今回の発表会用に特別なシステムが組まれ、初代ロビと新しいロビとが一斉に踊りだし、点呼やウェーブといったパフォーマンスも行われた。

48体でパフォーマンス

 驚いたのは、初代ロビと新しいロビとが会話できる点。デモンストレーションではシナリオに沿ってスタッフが遠隔操作する方法がとられていたが、通常はロボット同士の頭部で赤外線通信を行い、データをやり取りすることで会話できるという。ちなみに、ロボット同士の会話で音声認識は使っていないとのこと。

ロボット同士の会話

 また、ロビの特徴として興味深かったのは「インターネットにつながらない」こと。インターネットにつながる多くのロボットが「つながること」を売りにするが、ロビの場合は「つながらないこと」を売りにする。それは、子どもの会話ログなどを取られる心配がないからだ。実は、海外ではこういったデータの取り扱いがプライバシーやセキュリティ面から問題視されており、ロボットや音声対話型デバイスといったサービスを提供する側がログを取らないよう指導を受けるケースもあるという。

 一方で、ネットにつながらないロボットで問題となるのがアップデート。機能を追加したい場合はやはりネットにつながっていたほうが便利だが、ロビ2はQRコードを読み取ることでアップデートできるように設計されている。QRコードへのアクセス方法はメールで送られてくるとのことだ。

 ロボットの監修はロボ・ガレージの高橋智隆さん。ロビ2を「コミュニケーショントイ」と位置付ける。

 「AI(人工知能)を搭載しているのか」という質問に対し、高橋さんは「AIという言葉がひとり歩きしているが、(今のAIは)人間のようにまるっと何でもできるわけではない。部分的な活用にとどまり、多くの人が想像するAIに達するまでには少なくともあと5年はかかるだろう」と答える。昨今「ネットにつながる」「AI搭載」を押し出す企業が多い中、このようなアプローチはとても新鮮に感じた。

ディアゴスティーニ週刊「ロビ2」 (左)司会者、(右)高橋智隆さん
笑顔を認識して写真を撮影

 「ロビ2」発売を記念し、六本木ヒルズ「hills cafe / SPACE」で無料イベントとして春休みロボット展「Robi EXPO」(ロビエキスポ)が3月30日~4月1日まで行われる。

太田智美

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太田智美
太田智美

小学3年生より国立音楽大学附属小学校に編入し、小・中・高とピアノを専攻。大学では音楽学と音楽教育(教員免許取得)を専攻し卒業する。 その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。人と人とのコミュニケーションで発生するイベントに対して偶然性の音楽を生成するアルゴリズム「おところりん」を生み出し、「おところりん:ソーシャルネットワークにおける偶然性を用いた音楽生成(Otocororin: a chance music for social network systems) (http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/KO40001001-00002010-0075.pdf?file_id=44931) 」を修士論文として提出。同研究は、情報処理学会 第12回「Internet and Operation Technology(IOT)」研究会において学生奨励賞を受賞。 同大学院を修了後、2011年にアイティメディア株式会社に入社。営業配属を経て、2012年より@IT統括部に所属し、技術者コミュニティ支援やイベント運営、記事執筆などに携わる。2014年4月から2016年3月までねとらぼ編集部に所属。2016年4月よりITmedia ニュースに配属される。これまでの代表作は「世の中やっぱり金でした 71万円の大金を積んで誰よりも早く『iPhone 6 Plus』の使い勝手を検証してみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1409/10/news139.html) 」「スケスケでまるみえじゃないですか! 人によっては透明に見えるドレスを作ってみた (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/27/news152.html) 」「あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由 (http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1401/08/news082.html) 」「ゆとり世代が問う『好きなことをやって何が悪い!』(シリーズ) (http://www.itmedia.co.jp/keywords/yutori_generation.html) 」「はじめてのAI(連載) (http://www.itmedia.co.jp/news/series/5264/) 」など。 Twitter:@tb_bot (https://twitter.com/tb_bot)

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