ITりてらしぃのすゝめ
私たちはネットの「デマ」や「フェイクニュース」とどう付き合うべきか(2/3 ページ)
この感覚を知ることは難しいと思いますが、もしあなたが何らかの趣味を持っていて、「この分野なら人に負けない!」と考える分野があれば、それを論じている記事をチェックしてみるといいでしょう。
単純な表記間違い、ごく狭い意見がまるで全体の意見のように書かれている、海外の状況を知らないなど、それが多くの人に向けたメディアであればあるほど、「まだまだ浅いな」と思えることが多いでしょう。
これは著者の力不足もあるでしょうが、「全ての記事は著者の専門外のことが少しずつ含まれており、その部分に曖昧さが残る」と考えた方が良さそうです。
「不確かな情報は、シェアしない」という態度
自分の趣味の分野なら、「情報の不確かさ」を感じることができるかもしれません。しかし、専門外の分野では難しいでしょう。“悪意のある”フェイクニュースを見分けるどころか、“悪意のない”間違いな情報すら、私たちは見抜けないはずです。
そこで、次に私たちが心構えとして考えるべきは、「不確かな情報はシェアしない」ということです。もちろん、自分の趣味の分野でどんぴしゃりな情報があれば、どんどんシェアすべきでしょう。
でも、そこに少しでも不確かさがあると感じたら、グッと我慢すべき時代が来たのではないかと私は思います。フェイクニュースも、「シェアされて初めて成功」ですから、その過程を断つことが重要です。
特に、それが「シェアしたくなるような内容」であればあるほど、グッと我慢すること。例えばTwitterに画像が4枚ついていて、ぱっと見てワッと思う的な脊髄反射系ニュースは、あなたがシェアしなくても誰かがシェアしてしまうでしょう。あなたが加担する必要はないはずです。
そして、もしそこまで人を引きつける、センセーショナルなニュースだったとしたら、必ず「大手メディア」が取り上げるはずです。大手メディアの中には多数の目があります。
個人よりは、フェイクニュース判別に強い組織が出した情報ならば、より確かなものであるはずです(もちろん、大手メディアがフェイクニュースを意図的に出す可能性も否定できませんが)。
ネットの記事だけでなく、全ての情報に対して身構えること。もしかしたらフェイクニュースかも? と感じることが、重要になったのかもしれません。フェイクニュースに立ち向かうFacebookは、「フェイクニュースに対抗する10カ条」を掲載しています。まだ日本語訳されていませんが、簡単に訳してみました。ぜひ、読んでみてください。
- ヘッドライン/タイトルは疑ってかかるべし
- URLをよく見るべし
- その記事に書かれた情報源を調査すべし
- 記事の見た目、レイアウトをよくチェックすべし
- 写真情報はよく考えて受け取るべし
- 日付を見直すべし
- 証拠をよく見るべし
- 他のサイトが取り上げていないか見るべし
- ジョークと分かる部分はないかチェックすべし
- 故意にうそを書く人がいることを理解すべし
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ITりてらしぃのすゝめ
「身近な話題を例にITリテラシーを高めていこう」がコンセプト。さらっと読めて人に話せる、すぐに身につく。分かりやすさ重視で解説。小ネタも扱います。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
2
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
7
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
8
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
政府、サイバー攻撃の「緊急対策パッケージ」来週中に策定へ 高市首相がサイバー閣僚会議の初会合で指示
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR