アプリ連動からソーシャル連携へ――スマート歯ブラシ「ソニッケアー」の最上位モデルを試す(3/3 ページ)
歯磨きの成果を歯医者さんメールやLINEで報告できる
Sonicareアプリの特徴はブラッシングのコーチ以外にもある。例えば歯科専門家に歯磨きの成果をレポートとして報告できる機能だ。アプリのホーム画面右下にある「ツール」から「歯科専門家」を選択すると「プログレスレポート」という項目が並んでいる。こちらから、直近7日間でのブラッシングレポートを自動で作成して、PDFやJPEGファイルにしてメール、LINEなどで送ることができるのだ。もし通い付けの歯科医あれば、来院前後に歯磨きの近況を報告するときなどに便利だ。
ブラッシングの成果をプログレスレポートとして記録、JPEG/PDFのデータとしてシェアできる
このほかにもアプリにはWebショッピング機能が統合されている。ブラシヘッドのストックが切れてきた時にはアマゾンから注文もできる。
フィリップスの「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート」は、スマホとペアリングすることで真価を発揮するスマート歯ブラシだが、ペアリングが手軽にできたり、機能も使いやすく整理されている製品だと感じた。あとは歯の健康を増進・維持するために毎日の歯磨きを欠かさず実践するかどうかはユーザー次第だが、少しでも丁寧に歯を磨くよう心がけたいという意欲を沸き立たせてくれるスマート歯ブラシだと評価できると思う。スマホと連携して賢く歯を磨けるブラシとしては、今回テストした「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート」はある意味で完成形の1つといえるのではないだろうか。
これからのスマート歯ブラシは、スマホやアプリとペアリングできるだけでなく、デバイス自体がインターネットにつながって、クラウドサービスと連携していくIoTデバイスへとさらに進化を遂げていくことになるのだろうか。フィリップスが昨年のIFAで提案した「HealthSuite」はまさしく、スマート歯ブラシだけでなく、血圧計や心拍センサーなどから取得したユーザーのヘルスデータをクラウドで管理しながら健康的な生活をサポートするというプログラムだ。
ヘルスケアに関連する個人情報は特に高精度なセキュリティシステムによって保護されるべきものなので、実際のサービスにどのような形で落とし込んでいけるのかがカギを握るところだが、まずは今回テストしたソニッケアーに搭載されていた「歯科専門家」へのシェア機能のように、部分的にスタートできるところから始める形が理想なのかもしれない。ここを足がかりに、将来は歯に関わる病気を未然に防いだり、より迅速な治療に対応できるようなシステムに発展していく可能性もあるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
体当たりッ!スマート家電事始め
スマート家電の機能を使いこなせるようになれば、私たちの生活は豊かなものになるのだろうか? 実際の製品に可能な限り触れ、体験しながら、読者目線に立って攻略法を見つける新連載。執筆はAVライター山本敦氏。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
8
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR