「Google Home」にIFTTT連携も――イッツコムの「インテリジェントホーム」を体験した(4/4 ページ)
BtoBサービスや異業種連携も拡大中
イッツコムではBtoB向けのIoTサービスにも力を入れている。その一例である「コネクテッド・ポータル」は民泊や貸し会議室などでの利用を想定したサービスだ。2016年の8月から11月にかけて実証実験を行い、2017年の1月から商用化がスタートした。
インテリジェントホームと同様のプラットフォームをベースにしながら、1つの建物内に設置された複数のスマートロックやIPカメラをオーナーが一括管理できるようにインタフェースを改良した。特にクラウドサーバを活用したスマートキーの発行機能は民泊での利用に好評を得ているという。APIとしての提供も行っているので、事業者が構築した既存の宿泊管理システムにも容易に組み込める。「今後は家事代行や介護サービスを利用する個人が、業者のスタッフに自宅の鍵を開けるためのスマートキーを発行するためのサービスに応用できるだろう」と林田氏は話している。
イッツコムと異業種のパートナーも増えている。コネクテッドホームの新ブランド「Daiwa Connect」のプロジェクトを2018年1月に立ち上げる住宅総合メーカーの大和ハウス工業では、第1弾としてGoogle Homeとイッツコムのインテリジェントホームを活用したスマートホームサービスの実証実験を東京と大阪の展示場で実施する。また戸建住宅の依頼に対してDaiwa Connectを積極的に提案する施策も進めていくという。
東急不動産ホールディングスと東急不動産、東急リバブルもそれぞれの顧客に対してイッツコムのインテリジェントホームと、連動するGoogle Homeのセットによるスマートホームサービスを商品に組み込んだパッケージをキャンペーン展開する。
今後、インテリジェントホームをどのように強化していくのか。武田氏は現在、AIアシスタントを搭載するスマートスピーカーが国内でも注目を浴びるようになり、IoTサービスも攻め時を迎えていると実感しているようだ。「様々なIoTデバイスが音声で動かせるようになることが、大きな流れの変化を生むのでは」と武田氏は今後の展開に期待を寄せている。またスマートホームのサービスを広げていく中で、イッツコムではどのIoTデバイスで何ができるのか、ユーザーに向けて丁寧にメリットを伝えていくことも大事だという。ユーザーのフィードバックを得ながら、特定のカテゴリーに偏ることなく求められるものをしっかりと揃えていきたいと抱負を語った。
Connected Designの新貝氏、林田氏も今後はアライアンスを活用した企業連携も重要な役割を担っていると話す。イッツコムとConnected Designは、2017年9月に設立された「コネクティッドホーム アライアンス」に加盟する企業だ。業界の垣根を越えた77社の企業が参加するアライアンスの中で、各事業者のサービスやデバイスが有機的につながることができれば、また新しいスマートホームの楽しみ方や価値が生まれていく可能性もある。両氏は「Connected Designとしてはこれからも常にオープンな姿勢で臨みながら、ユーザーが購入した機器をインテリジェントホームのプラットフォームで快適に安心して楽しめる環境を整えたていきたい」と口を揃えた。
インテリジェントホームのサービスは2018年3月29日まで、東京・渋谷の東急百貨店東横店西館2階に設けられる「IoTスマートライフステージ」で体験できる。ぜひこの機会にイッツコムが提案するスマートホーム時代の豊かな暮らしに触れてみてはいかがだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
体当たりッ!スマート家電事始め
スマート家電の機能を使いこなせるようになれば、私たちの生活は豊かなものになるのだろうか? 実際の製品に可能な限り触れ、体験しながら、読者目線に立って攻略法を見つける新連載。執筆はAVライター山本敦氏。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
6
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
7
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
8
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
9
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR