Appleの財務を分析する
Appleの純資産は7年前から減少? 投資家目線なら分かるその理由【全文公開】(6/7 ページ)
Appleの純資産額は増加していない
Appleが積極的な株主還元を行っている姿はバランスシート(BS)にも表れます。BSは資産、負債、純資産の3つのパートから構成されます。資産が左側、負債と純資産が右側に来ます。
注目したいのが右下の純資産。この純資産は過去の利益の保管庫です。過去の利益は純資産の利益剰余金という科目に蓄積されていきます。株主還元とは、過去の利益を株主に放出することに他なりません。つまり、積極的な株主還元を実施する企業は純資産の伸びが鈍くなります。また、利益以上の額を株主に還元していれば純資産は減少します。Appleの純資産の推移を見てみましょう。
会社の成長と共に純資産はグングン伸びてきたことが分かります。2000年当時40億ドルしかなかった純資産は、配当を出す直前の2011年には1182億ドルにもなっています。10兆円を超える途方もない利益をAppleが稼いできたということです。Mac、iPod、そしてiPhoneで得た累積利益がAppleの1000億ドルを超える純資産に表れています。
その大きな純資産も、2013年をピークに横ばいになっていますね。前述した通り、2013年以降Appleの総還元性向は100%前後あり、つまり稼いだ利益の全額を株主に還元しており、結果として純資産は横ばいになっています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
4
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
10
「iPhone 18」シリーズ徹底比較 「17」シリーズとの違いをチェック
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR