Googleで改善要求デモを組織した従業員、「降格などの報復を受けた」
米Googleに対して職場でのハラスメント対策などを求めるデモを組織した従業員有志が、Googleから報復を受けていると、米Wiredが4月22日(現地時間)、入手した当事者のメーリングリストへの投稿に基づいて報じた。
Googleの従業員有志らは昨年11月、@GoogleWalkoutというTwitterアカウントを立ち上げ、このアカウントで投稿したMedium投稿で世界の従業員にデモ参加を呼び掛け、各国のオフィスでデモが実行された。
このデモを受け、Googleは雇用の透明性強化や強制仲裁中止などの改善を約束した。
デモを呼び掛けるMedium投稿では、7人の従業員がコアメンバーとして実名を表記した。
その7人中の2人、AI研究者でGoogle Open Reseachの責任者を務めるメレディス・ウィテカー氏とYouTubeのマーケティング担当マネジャー、クレア・ステイプルトン氏はそれぞれ、デモ実行後にGoogleから報復とみられる通達があったという。
ウィテカー氏は、Googleが従業員有志の反対を受けてAI倫理諮問委員会立ち上げを断念した後、会社から同氏の役割が「劇的に変わる」だろうと告げられたという。会社に留まりたければ、AI倫理に関する取り組みとニューヨーク大学で立ち上げたAI Now Instituteから手を引くよう言われたとしている。
ステイプルトン氏は、11月のデモの2カ月後、マネジャー職から降格すると告げられた。人事部に相談すると周囲からさらに報復されたが、弁護士を雇うと降格が取り消された。「降格は取り消されたが、それ以来職場での敵意は続き、毎日退職したいと思っている」という。
Googleの広報担当者はWiredに対し、「われわれは職場での報復を禁止しており、すべての申し立てを調査する。従業員やチームは、新事業のニーズに対応するために絶えず新たな任務を与えられたり、再編成されたりするものだ。報復はない」という声明文を送った。
ウィテカー氏とステイプルトン氏は、4月26日にこの報復について話し合うタウンホールミーティングを開始すると、有志が参加するメーリングリストで告知した。また、自分たちのように何らかの報復を受けたら報告するよう呼び掛けた。
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