デジタル通貨「Libra」協会からVisa、Mastercard、Stripe、eBayも脱退
米Facebookが6月に発表した暗号通貨「Libra」の運営を担う「Libra協会」への加盟を表明していたVisa、Mastercard、Stripe、eBay、Mercado Pagoがそれぞれ、公式に加盟を見送ると発表した。米CNBCなどが10月11日(現地時間)に報じた。
4日にはPayPalが加盟見送りを発表しており、初期グループとして発表された28社中、6社が立ち上げ前に離脱したことになる。
これでLibraは米国の主な決済業者を失った。決済関連企業として残るのはオランダに拠点を置くPayUのみだ。
Libra協会は、14日に最初の公式会議をスイスのジュネーブで開催する予定だ。この会議で正式な憲章が作成され、参加企業は創立メンバーとして署名する見込みだ。
Visaはメディアに対し「現時点では、Libra協会に参加しないことを決定した。われわれはLibraの評価を続け、協会が運営に必要なすべての規制上の要件を完全に満たす能力を持てるかなどの要因を検討してから最終的な決定をする」という声明文を送った。
StripeとeBayも、Libraを支持はするが今回は参加を見送るという趣旨の声明文を発表した。
Visa、Mastercard、Stripeに対しては8日、米上院議員がLibra協会への参加を見送るよう促す書簡(リンク先はPDF)を送っている。
上院議員らは「世界の金融システムや消費者に与えるこのプロジェクトのリスクについての質問にLibra協会は答えていないことをわれわれは懸念している。Facebookはまだ議会や金融規制当局に説明していないが、貴社はこれらのリスクをどう管理するのか慎重に考察するよう求める」と警告した。
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは23日に米下院住宅金融委員会の公聴会でLibraについての質問に答える見込みだ。
Libra専用デジタルウォレット「Calibra」の責任者、デビッド・マーカス氏はこの報道を受け、自身のTwitterで「(5社がLibra協会加盟を見送るという)このニュースでLibraの運命を判断しないように。もちろん短期的には良いニュースではないが、ある意味解放でもある。新情報を間もなく提供する。この規模の変革は困難なものだ」とツイートした。
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