“空飛ぶバイク”に、ヤマハの“謎の四輪駆動車”も 2019年に見た未来のクルマ(1/2 ページ)
今年は隔年開催のクルマの見本市「東京モーターショー」が開催され、地上数十センチをホーバーしながら走る“空飛ぶバイク”や、ヤマハ発動機が開発した自律走行する四輪駆動のコンセプトカーなど、未来を感じるクルマ(やバイク)が多数登場した。
昨今「CASE」(コネクテッド、自動運転、シェアリングサービス、電気自動車)や次世代移動サービス「MaaS」(Mobility as a Service)などの概念に注目が集まる中、自動車メーカー各社はクルマの未来をどのように描いているのか。各社の展示を振り返る。
産業用ドローンの技術を応用した“空飛ぶバイク”
会場でもひときわ目立っていたのが、従来のバイクの概念にとどまらない“空飛ぶバイク”こと「XTURISMO」(エックストゥーリズモ)だ。
産業用ドローンなどを手掛けるベンチャーのA.L.I. Technologies(東京都港区)が開発したもので、年内に予約を始め、2020年に出荷するという。価格は未定。
スポーツカーのようなスタイリッシュなデザインが特徴で、同社が持つ産業用ドローンの技術を応用し、動力には内燃機関を採用した。地上数十センチをホーバーしながら、高速道路を走れる程度の速度を出せるとしている。法整備の問題でまだ私有地しか走れないが、同社は23年には公道走行を実現させたい考えだ。
ヤマハの“謎の四輪駆動車” その正体は
ヤマハ発動機が展示したのは、周囲をセンシングしながら自律走行するという四輪駆動のコンセプトカー「Land Link Concept」。人が乗車できるスペースがない、月面探査ローバのような見た目のクルマは、重い荷物などを運ぶことを想定したものだという。
Land Link Conceptには、周辺の映像から走路や障害物を判別するAIを搭載。胴体のカメラ4台で周囲を撮影し、走路と障害物を検知しながら自律走行する仕組みだ。同社によると、農作業などで重たい作業用資材を、何度も往復して運ばないといけないような場面を想定して開発した。
今後は、GPSの位置情報や、取得した周囲のデータから自己位置の推定と地図作成を行う技術「SLAM」の活用なども視野に入れて実用化を目指す。
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