配列も配置も自由自在──“無限の組み合わせ”が試せるキーボード「DUMANG DK6 Mini」レビュー(1/2 ページ)
「小指でShiftを押すのが大変」「Aの左にCapsLockはいらない」「親指でスペース以外も入力できたら」──長くPCのキーボードに触れていると、キーボードに対してこうした不満を持つ人もいるかもしれない。今回レビューするのは、このようなユーザーごとの不満にほぼ全て対応できるといえる、夢のようなキーボードだ。
QWERTYは本当に効率的な配列か?
キーボードのレビューに入る前に、キーボードの配列や配置についての背景を少し説明したい。
PCのキーボードの配列と聞いて、多くの人は「QWERTY」の順にキーが並ぶ「QWERTY配列」を思い浮かべるのではないだろうか。日常的に用いられているキーボードの大半がこのQWERTY配列で、その中に日本語キーボードといわれる「JIS配列」や英語キーボードの「ASCII配列」などがある。
世界中で使われているQWERTYベースのキー配列だが、「QWERTYは本当に文字を入力する上で最適な配列なのか?」という点について疑問に思うユーザーも世界中にいる。このため、QWERTYより入力に適した配列を求めて、キーの物理的な位置は変えないまま、キーに対応する文字や記号を変えた配列がいくつか考案されている。
有名な例としては英文入力に特化した「Dvorak配列」がある他、最近では「Mint60」などの自作キーボードの設計者でもあるゆかり氏によって2017年に考案された、ローマ字入力特化の「Eucalyn配列」などが一部のキーボードファンに受け入れられている。
行ごとに少しずれたキーの配置は最適か?
キー配列だけであれば、キーに対応する入力を変更するアプリなどを使えば変更はできる。しかし、運指の効率を求めていくと、キーの物理的な配置の調整も視野に入ってくる。
一般的なキーボードは、行ごとに少し横にずらした配置をしているが、一から考え直すなら碁盤の目のように格子状に並べる配置や、指の長さに応じて縦にずらす配置も考えられる。Enterキーやスペースバーなどの大きなキーについても再考の余地はある。
だが、物理的な配置の変更や調整となると、キーボードの基板に手を入れるしかない。一部のキーボードファンが「自作キーボード」を作るのは、自分自身に最適化したキーボードを作りたいという欲求があるからだ。
とはいえ、使ってみたいキー配列や配置ごとに基板から作っていては工数・コストともにばかにならない。誰もが簡単に配列・配置を試せる方法はないものか──そんな、ある意味“夢”のような欲求をかなえるキーボードが、今回レビューする深セン超酷科技の「DUMANG DK」シリーズだ。
“最強”のカスタマイズ性をほこる「DUMANG DK」シリーズ
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