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太陽光で羽ばたく「バタフライロボ」は蝶よりも速い 中国の研究チームが開発

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このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。

 常州大学と江蘇大学による中国の研究チームが開発した「Sunlight-Driven Continuous Flapping-Wing Motion」は、太陽の光だけで連続的に動作するフィルム型アクチュエーター(Flexible Bio-Butterfly-Wingと呼んでいる) だ。

photo Flexible Bio-Butterfly-Wingの概要図

 このデバイスは、薄いポリマーシートを金属薄膜でコーティングした2重構造。追加のハードウェアやケーブルを必要とせず、自然の太陽光だけを羽ばたき運動に変換することで動作する。

 実験では、フィルムの端を固定した状態で一定方向から光を当てテストした。光が当たると温度が上昇し、金属層とポリマー層の熱膨張の違いにより固定されていない方が曲がり、同時に自身の日陰部分の温度が下がり元に戻るように展開。この繰り返しで連続運動を実現する。

 曲がり方は光の当たる角度と、光の強さで決定される。

photo 異なる光の強度によってデバイスの曲がり方が変わる
photo 異なる角度の入射光によってデバイスの曲がり方が変わる

 達成された羽ばたき運動の最高周波数は4.49Hzで、本物の蝶の羽ばたき周波数を超えている。

photo 横方向から光を当てることで転がる円形デバイス
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この記事の著者

山下裕毅
山下裕毅

2014年から幅広い分野の研究論文をピックアップして解説しているメディア「Seamless」(シームレス)を主宰している。

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