NTTとNTTデータ、特別調査委員会を設置 総務省幹部への接待で
NTTとNTTデータの幹部らが総務省幹部を接待をしていた問題で、両社は3月9日、特別調査委員会を設置した。外部の有識者とともに事実関係の解明を目指す。
この問題は週刊文春の3日の報道で発覚。記事ではNTTの澤田純社長やNTTデータの岩本敏男前社長らが、総務省の谷脇康彦審議官や巻口英司国際戦略局長、総務省出身で前内閣広報官の山田真貴子氏に対し、NTTグループの関連会社が運営するレストランで総額約91万2000円分の接待を複数回に渡り行っていたと報じていた。
NTTとNTTデータは報道内容について「会食は事実」と認めており、特別調査委で事実関係を明らかにした上で再発防止策を検討する。
NTTはNTT法に基づき総務省から事業計画などで許認可を受けているため、総務省幹部がNTTから接待を受けることは、国家公務員倫理法に抵触する可能性がある。
報道を受け、総務省も調査を実施。谷脇審議官と巻口局長は会食への参加を認めたという。武田総務相は9日の会見で、検事経験者の弁護士らとともに調査する方針を示し、「客観性を担保しながら、事実関係を徹底的に確認し、しかるべき対応をする」と話している。
谷脇審議官と山田氏は、菅義偉首相の長男・正剛氏が部長職を務める東北新社からも接待を受けていた。この問題が発覚したことで谷脇審議官は減給処分、山田氏は内閣広報官の職を辞している。また、谷脇審議官は国会で「東北新社以外から違法な接待は受けていない」と答弁していたものの、NTT側との会食が明らかになり、8日付で官房付に異動になった。
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