腰痛予防にいいかも センサー搭載メガネ「JINS MEME」で自分の体を見る 月500円の価値はあるか(2/3 ページ)
眠気との戦い
しかし困った。集中力を上げる方法を探せない。ただ、他に気になる項目があった。眠気だ。集中力は常に最高だが、眠気もかなり強かった。約8時間ある仕事時間のうち6時間以上眠気に襲われている。
自分が集中していることや眠気を感じていることは自分で分かることだが、こうして客観的なデータになるとインパクトがある。思った以上に寝たがっていた。
確かに記者は、昔から不眠症気味で、布団に入って目を閉じても2時間は眠れないような日々を過ごしている。ここ1週間は1日4時間睡眠が続いていた。
集中力は振り切れてしまっているので、今度は眠気を取り去る方法を探すことにした。
夕方にゆっくりぬるい温泉につかる、安眠に良いとされる食べ物を食べる、終業後はスマホやモニターを見ない、睡眠の質を上げる漢方やサプリを飲む、リラックスできるストレッチをする……そうしてどうにかこうにか眠りにつき、7時間半の睡眠を成し遂げた。
だがしかし、それでも判定は「ほぼずっと眠い」のままだった。次の日にも同じく安眠を追求し、ほどよく疲れるために散歩などしてもう一度7時間半の睡眠を確保。するとようやく、次の日には眠気も無く、集中力は最高なベストコンディション記者になれた。
眠気や集中力は、主観的に感じ取ることもできるが、JINS MEMEによって科学的に対処できるようになるのが、記者の気質にマッチした。今はとても調子がいい。おそらく、眠気や集中力を可視化したことで自分を納得させられたことと、「眠気がない? 確かに!」と思い込むことで効果が形になったのだろう。自分の調子がいい状態を自覚しなければ、それに近づく努力はできない。
眠気をとる方法や、コンディションを上げる休憩法などは、ネットを探せばいくらでも出てくるが、それは一般的に良いとされるものであって、必ずしも自分の体に合っているとは限らない。どの方法が自分にマッチするのかをJINS MEMEで探すのもいいだろう。
ウェアラブルデバイスといえば、スマートウォッチが代表的だろう。JINS MEMEとは取得できるデータや情報のジャンルが少し違い、心拍数や消費カロリーなどを測れるものもある。組み合わせれば、長期的な健康維持を助けてくれるスマートウォッチ、短期的なパフォーマンス向上を助けてくれるJINS MEMEのように、全面的なセルフマネジメントが実現できそうだ。
腰痛予防にいい
JINS MEMEのいいところは、体のゆがみを可視化できるところにある。座っているだけでも「背中がどれくらい丸まっているか」「左右にどれくらいねじれているか」「歩くときの安定感はどのくらいか」といったデータを取得可能で、状態が悪ければアラートで知らせることもできる。
記者は姿勢の悪さが顕著だった。体は右に平均3度ほど傾いており、前には約33度曲がっている。猫背なのは知っているが、どのくらいかは知らなかった。
原因は分かっている。記者は会社支給のノートPCで仕事をしているのだが、だいたいいつもPCを膝において、上からのぞくように作業している。姿勢が悪くて当たり前だ。1日のうち姿勢が良かった瞬間は1時間も無いことが分かった。
運動不足であることも一目瞭然だ。データによると、記者は1日9時間ほど椅子に座り、歩いていた時間は45分ほどだった。テレワーク太りして当然の結果だ。
姿勢の悪さと運動不足で首や足腰をダメにするのも時間の問題だろう。JINS MEMEが可視化したこのデータを基に記者ができることは、(1)朝晩散歩すること(2)作業中1時間ごとに立ち上がって軽くストレッチすること(3)自然に姿勢が良くなるよう、モニターの位置を高くして、机に向かって作業すること(4)整体に通うことあたりか。
JINS MEMEのおかげで、やらないといけないことを把握でき、何をすればいいのか理解できる。実行した結果、姿勢や運動量が改善したかどうかはJINS MEMEでモニターすればいい。
ストレッチ集が優秀
JINS MEME導入で記者が最も感動したのは、専用アプリで見られるストレッチ集だ。メガネ本体の機能ではないが、これだけで導入した価値があると感じた。
専用アプリには、寝起きや仕事の合間、寝る前などに、20秒~3分程度で体をほぐせるストレッチをまとめた動画コーナーがある。動画を見ながら一緒にストレッチすると、かなり気分がリフレッシュできる。逆に、仕事中どれだけ疲れがたまっていたかはっきりするくらいだった。
肩のこりをほぐす、猫背を改善する、目を覚ます、背中の筋肉を伸ばすなど、さまざまな効果が期待できる。
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