イーロン・マスク氏、Twitter買収取りやめ通知 Twitterは提訴の構え
一旦は米Twitterを買収することで合意したイーロン・マスク氏が、買収取引を終了しようとしている。7月8日(現地時間)に米証券取引委員会(SEC)に提出された、マスク氏の弁護士がTwitterのビジャヤ・ガッデCLO(最高法務責任者)に宛てた書簡で明らかになった。
この書簡でマイク・リングラー弁護士は、Twitterが買収取引の契約上の義務を順守していないと非難した。
マスク氏は、Twitterが公表しているmDAU(収益対象になる日間アクティブユーザー数)に占めるスパムアカウントの量が約5%だというTwitterの主張の真偽を疑っており、それを証明するためのデータの提供を求めた。これに対し、Twitterはfirehoseへのアクセスを認めたが、リングラー氏は「Twitterは情報提供に失敗または拒否した」と主張した。
リングラー氏は「mDAUに占めるスパムアカウントの量についての分析は継続中だが、すべての兆候はTwitterが公表していることが虚偽であるか、実質的に誤解を招く可能性があることを示している」としている。
また、契約ではTwitterは事業方針変更前にマスク氏の同意を得ることになっているが、マスク氏に無断で複数の幹部を解雇したことは違反だとも主張した。
契約では、買収が完了できなかった場合、マスク氏はTwitterに10億ドル支払うことになっているが、「重大な悪影響」がある場合は例外であり、上記の違反はその例外だと主張している。
これを受け、Twitterの取締役会長を務めるブレット・テイラー氏は「Twitterの取締役会は、マスク氏と合意した価格と条件で買収取引を完了することを約束しており、契約を実行するために法的措置を講じる予定だ。デラウェア州衡平法裁判所で勝訴すると確信している」とツイートし、パラグ・アグラワルCEOはこのツイートをリツイートした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
7
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
8
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR