「iPhone 14」シリーズ徹底比較 iPhone 13と何が変わったかチェックしてみた(2/3 ページ)
画素数4倍の新カメラに新チップの「iPhone 14 Pro/Pro Max」
今度はiPhone 14 Pro/Pro Maxと、前モデルの13 Pro/Pro Maxとの違いを見てみる。
外観上でパッと目につくのがFace IDの形だ。これまではノッチとして画面上部を占領していたが、Face IDとインカメラが統合され、パンチホールタイプとなった。このパンチホールを拡張する形で情報を表示する「ダイナミックアイランド」も新たに搭載される。
Super Retina Display XDRは、新たに常時表示に対応。輝度とリフレッシュレートをコントロールし、省電力を維持しつつ情報を常に表示し続けることができる。輝度は、屋外使用では2000ニトに到達。HDR表示はピーク時で1600ニト。最大1200ニトだった13 Proから大幅に引き上げられた。
チップは、A15 BionicからA16 Bionicに刷新。2つの高速コア、4つの省電力コア、5つのGPUとコアの構成は同じだが、メモリ帯域が50%拡大されている。ただし、パフォーマンスはA15から大きく向上したわけではなさそうで、イベントではA13 Bionicとパフォーマンスを比較していた。プロセスルールはAppleとして初めて4nmを採用する。
カメラは大幅に強化
14 Pro/Pro Maxの広角カメラには、13 Pro比で65%大きいiPhone史上最大のイメージセンサーが搭載された。Appleは、2015年発表のiPhone 6sから1200万画素にこだわってきた(センサーの世代は最新にアップデート)が、14 Proでは4800万画素に対応。クアッドベイヤー仕様で、4つのピクセルを1つに統合することで、2.44μmの1200万画素センサーとして記録できる。通常は1200万画素として記録されるが、RAWモードであれば4800万画素フルでの撮影も可能だ。
広角レンズは26mm相当から24mm相当に若干広くなっている。レンズの絞りは、F1.5からF1.78と若干暗くなっているが、センサーサイズの拡大、先述のPhotonic Engineにより、低照度撮影で13 Proと比べて「2倍改善」しているという。Pro/Pro Maxは、13mm相当のF2.2超広角カメラ、F2.8の望遠カメラを搭載するが、低照度性能はそれぞれ「3倍」と「2倍改善」したとする。インカメラは14と同じF1.9でオートフォーカス対応のもの。
個人的にうれしいのが2倍ズームだ。4800万画素から中央の1200万画素を切り出すことで、デジタルズームと異なるフルの1200万画素で記録できる。13 Proでは、26mm相当の広角と77mm相当の望遠を埋める中望遠のカメラが存在せず、50mm前後はデジタルズームで撮影するしかなかったが、14 Pro/Pro Maxでは、2倍ズームでもより高精細な撮影が可能となった。
代わりに動画性能のアップデートは思ったよりも控えめだ。4800万画素のセンサーを搭載するものの、Androidの競合モデルで一般的となった8K撮影には非対応。iPhone 13 Proで採用されたProRes収録も4K30fpsで変わりない。ただし、iPhone 14で搭載されたアクティブモードや4K30fpsのシネマティックモードは、14 Pro/Pro Maxでも利用可能だ。
インタフェースは、Lightningを引き続き採用する。画素数アップやProRes収録など、撮影データ量が重くなる最近のiPhoneだが、13 Proと同じくUSB 2.0でしか接続できないとなると、データの移行などで不満が出てくる。せめて、一時期iPad Proに搭載されていたUSB 3.0版のLightning端子を採用してほしい。
サイズはほぼ変わらないが、14 Proは前モデルから3g増の206g、14 Pro Maxは2g増の240g。厚みも0.2mm増えている。その他、iPhone 14で新たに搭載された、衛星を介した緊急通報と衝突事故検知機能も利用可能だ。
価格は、iPhone 14 Proの128GBモデルが14万9800円、256GBモデルが16万4800円、512GBモデルが19万4800円、1TBモデルが22万4800円。iPhone 14 Pro Maxでは、128GBモデルが16万4800円、256GBモデルが17万9800円、512GBモデルが20万9800円、1TBモデルが23万9800円。7月の価格改定後の13 Pro/Pro Maxより、それぞれ5000円引き上げられた。
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