「iPhone 14」シリーズ徹底比較 iPhone 13と何が変わったかチェックしてみた(3/3 ページ)
無印とProモデルの差がよりハッキリしたiPhone 14シリーズ
iPhone 14シリーズでminiモデルは消滅し、6.1インチの標準モデルと、6.7インチの大型モデル2種類を無印、Proそれぞれ用意するラインアップに切り替わった。2つのサイズから目的やスペックに応じて選ぶ形になる。
iPhone 14は手堅く進化した1台だ。iPhone 13 Proと同じ5GPU版の「A15 Bionic」に、大型化されたセンサーサイズと、Photonic Engineで強化されたカメラ、手ブレを大幅に抑えるアクティブモードなど、使い勝手が良いアップデートが豊富だ。衛星通信など、画期的な機能を搭載しているのも見逃せない。
一方で、円安による価格高騰も響く。ベーシックな128GBのモデルですら11万9800円とAndroidのハイエンドクラスに届く価格だ。ここで浮かんでくるのが「iPhone 13を買う」という選択肢。実は、iPhone 14発表と同時にiPhone 13が値下げされており、国内でも128GBモデルが1万円引きの10万7800円で買えるようになった。
衛星通信は現時点だと日本では使えず、日本版のiPhone 14シリーズは引き続き5Gのミリ波通信に対応しない。インタフェースもUSB-CではなくLightningだ。こうなると、A15 Bionicを搭載し、すでに高いレベルの写真撮影と4K60fpsでのHDR撮影が可能なiPhone 13で「十分」と感じる人も出てくるだろう。何より、14にはないminiもラインアップに残されており、こちらは9万2800円から購入できる(14発表と同時に7000円引き下げられた)。
iPhone 14 Pro/Pro Maxは、13 Proだけでなく14/Plusとも差別化がより図られている。SoCはA16 Bionicに刷新され、メインカメラに4800万画素の大型センサーが搭載された。Photonic Engineにより、写真品質が大幅に引き上げられるのも見逃せない。ディスプレイもアップデートされており、ピーク輝度はiPhone 13 Proの1200ニトから2000ニトに引き上げられた。昔言われた「有機ELは輝度が出ない」というのもすでに過去の話だ。
一方でやや不満が残るのが動画撮影周りだ。iPhone 14と同じアクティブモード、シネマティックモードの4K対応などは新しいポイントだが、高性能プロセッサ、高画素センサーと条件はそろいつつも、Androidのハイエンドクラスではすでに実現している8K撮影に対応しなかった。ProRes収録も4K30fpsで変化がない。
ここらへんはiPhone 15(仮称)を待って、iPhone 13 Pro/Pro Maxを選ぶのも一つの選択肢だが、あいにく13 Pro/Pro Maxは、iPhone 14シリーズ発表と同時に販売終了となった。
今回のiPhoneはさらに円安の波が押し寄せている。Appleは、7月にiPhone 13シリーズの価格を改定。1ドル131円前後にレートを引き上げたことで、最大4万円の値上げに至ったが、今回さらにレートが1ドル136円前後に引き上げられた。ここ最近の為替レートを見ると、1ドル150円が現実的になってきており、今後さらに値上げされる可能性もないとは言い切れない。注意して購入計画を立てたいところだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
2
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
3
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
4
GMO、不正取引の被害額を補償へ 見舞金5000円も 「お名前.com」FX用VPSへのサイバー攻撃で
-
5
GMO、「能動的サイバー防御」発動を政府に要請 「お名前.com」FX用VPSへの攻撃で
-
6
「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る
-
7
「AIでエンジニア派遣は不要になる」のか? 各社に肌感を聞いた 求められる人材、明確に変化
-
8
ロリポップ改ざん問題でツイート炎上のGMO熊谷社長、「強気すぎた」と謝罪
-
9
コミックシーモア、流出は最大約420万件に メールアドレスや生年月日など 不正アクセスの経路特定・遮断は完了
-
10
「お名前.com」 のFX自動売買VPS、不正アクセスで金銭被害か 「600万円の損失」「55万円なくなった」……報告相次ぐ
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR