「いずれ、バーチャル世界は現実を超える」 AIベンチャー→メタバース 30歳連続起業家の視線(2/4 ページ)
「人がより自由に生きられるバーチャル世界」を
「デジタルテクノロジーが発展していく一方で、現実世界は進化していくわけではない」。島田さんは言う。
リアル社会には物理的な限界があるが、メタバースにそれはない。だからこそ、現実と両立し、それを超える可能性がある。
自由……性別や人種に縛られない自由、煩わしい人間関係にとらわれない自由、仕事に行かなくてもいい自由。メタバースでは現実を超えた、自由な生き方が選べる。
ずっとメタバースにいてもいいし、現実世界と“両立”してもいい。週3日は現実の会社で働き、週2日メタバースで働く。そんな生き方があってもいい。
“自由に生きられるメタバース”実現に必要な要素は3つあると、島田さんは考える。ずっといたいと思える楽しい場、尽きないコンテンツ、そして「お金」だ。
「お金」が変えるメタバース
FF 14のようなMMORPGには、毎日何時間も浸るユーザーが数多い。「ずっといたい」と思える場に、既になっている。
一方で、遊び続けるにはお金がいる。サーバ代など仮想空間で消費するお金だけでなく、現実社会の“体”も養っていかなくてはならない。お金がないと、メタバースに浸りきることもできない。そのお金を、メタバースで稼ぐことができないか。
稼いでいる人も一部にはいる。アバターの衣装やモーションを売る人がいたり、換金可能な「トークン」が流通するブロックチェーンゲームもある。
ただ、前者は参加できる人がデザイナーなどごく一部に限られる。後者は安いうちにトークンを買い、値上がりしたら売り抜けるなど投機目的での参加者が多く、「持続的な経済性を実現できているゲームは少ない」(島田さん)。
それでも、メタバースで“稼ぐ”鍵はブロックチェーンになると考えている。問題は実装方法だ。投機的な仕組みにせず、メタバースで暮らしたり楽しむことにトークンを介在させることで、現実社会に近いお金の流通を可能にしたいという。
例えばスポーツビジネスのようなイメージだ。サッカーなら、観戦するファンがチケット代を払うことで選手が稼いだり、サッカー用具を販売したり、サッカー教室を開いたり、それぞれの役割で仕事があり、経済が回っている。メタバースでも、プレイヤー同士でお金が回る仕組みは作れるのではないか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
9
タイムズカー、お見舞金3000円の算定基準は? パーク24に聞いた
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR