AWS、クラウド基盤用のカスタムチップ「AWS Nitro v5」発表 パケット処理能力など向上 AWS re:Invent 2022
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「[速報]AWS、クラウド基盤用のカスタムチップ「AWS Nitro v5」を発表。パケット処理能力など向上。AWS re:Invent 2022」(2022年11月29日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)の年次イベント「AWS re:Invent 2022」が米ラスベガスで開催中です。
最初の基調講演となった「Monday Night Live」に登壇したPeter DeSantis氏(AWS Utility Computing担当SVP)は、同社が新しく開発したクラウド基盤用のカスタムチップ「AWS Nitro v5」を発表しました。
そして、このNitro v5を用いた新しい「C7gn」インスタンスも発表されました。
最新のNitro v5は従来の2倍のトランジスタを搭載
NitroチップはAWSが同社のクラウド基盤用に開発したASICで、暗号化機能などによるセキュリティ機能、ハイパーバイザの支援によってサーバの能力を全てインスタンスとして利用できる機能などを提供することで、セキュアかつ効率的なクラウド基盤を実現します。
参考:Amazon EC2の最新基盤として「VMware Cloud on AWS」や「EC2ベアメタル」の実現にもつながったAWSの「Nitro System」とは?
AWSはNitroチップの能力を段階的に向上させてきており、今回発表されたNitro v5では従来の2倍のトランジスタ、メモリバンド幅が50%向上し、PCIeのバンド幅は2倍となりました。
これによりパケット処理能力が60%向上し、レイテンシは30%減少、電力当たりの能力は40%改善。
この最新のNitro v5チップを用いた最初のインスタンスとなるのがGraviton 3を改良した「Graviton 3E」ベースのC7gnインスタンスです。
C7gnは200Gbpsのスループット、一世代前のC6gnと比較して50%高速なパケット処理能力を備え、ネットワークインテンシブな処理に適したインスタンスタイプ。
気象予報、ライフサイエンス、産業向けエンジニアリングなどの分野で能力を発揮すると説明されました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
日本人の大腸がん、約半数に“腸内細菌の毒素”が関与 40歳以下の発症は7割 東大・阪大が200人を全ゲノム解析
-
2
初めての一眼にフルサイズを選びたい、でも高くて重いのは嫌……「EOS R8 Mark II」はそういう人のためのミラーレスだった
-
3
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
4
AnthropicのAI、未解決殺人事件で警察に虚偽の情報提供 米政権は「通知と是正は義務」と警告
-
5
MicrosoftのナデラCEO、「SIモデルは“内部リスク”として扱うべき」とXに投稿 統制はモデルの外に置くよう提言
-
6
「お前たちのクラウドはわれわれのもの」 IDCFクラウドの管理画面に出た攻撃者のメッセージ 内容に運営元は
-
7
「ポートピア連続殺人事件」完全新作 ファミコン版フルリメイク+新シナリオ 堀井雄二総監督
-
8
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
9
JR東日本、「えきねっと」「ビューカード」などで漏えいか メルアドなど最大609万件 IDCFへの不正アクセスで【追記あり】
-
10
「コミューン」不正アクセスでLINEヤフー、Sansan、パナソニックでも会員情報漏えいの可能性
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR