シリコンバレーから見た風景

運転席に誰もいない 「ロボタクシー」に公道で乗ってみたら想像以上に快適だった話(3/4 ページ)

本当に運転席に誰もいない

 後部座席のドアを開けて車内に乗り込むと、まず気になるのはディスプレイの多さです。ガイダンスを表示するため、ヘッドレストの裏と運転席の横に合計3台設置されていています。早速、ドアを閉じるように、そしてシートベルトを付けてください、との案内が音声ガイダンスと共に表示されました。

 いよいよスタートです。ドライバーがいれば、後部座席の様子を伺って準備ができたのを確認後運転を始めるところですが、これはロボタクシーです。乗客自らがディスプレイのスタートボタンをタッチをするようになっていました。恐る恐るタッチしてみると音声ガイドが流れ、車両がスムーズに動き始めました。待ちに待った「Let’s Cruise!」の瞬間です。

後部座席のドアを開けた時の車内の様子。ディスプレイが目立つ
スタートボタンを押すと運転が始まる

 初めてのロボタクシーなので、不安と緊張でドキドキになると想像していたのですが違っていました。信号待ちも右左折も問題なくこなしていきますし、途中停車していた大型の工事車両も上手に追い越していきます。至って自然な運転で、ドライバーがいないことを忘れそうになったくらいです。人が運転する時のクセみたいなものがなく、乗りごごちはむしろ快適だと感じました。

 信号待ちをしていた時のことです。真横に停車した一般車のドライバーがこちらに向かって突然叫び始めました。夜間ということもあり絡まれるのではないかと一瞬不安に思ったのですが、よく聞いてみると「セルフドライビングカー楽しんでるかい?」と大声で言ってます。親指を立てて「いいね」のジェスチャーをしながら「最高だよ!」と返答すると、「素晴らしい!!!」と大喜びしてくれました。なんともサンフランシスコらしいノリの良い反応で、ロボタクシーに乗るのが楽しくなりました。こうした街だからこそイノベーションが生まれるのかもしれません。

 走行時の様子を撮影していたら、あっという間に目的に到着し降車となりました。

走行中の運転席の様子。もちろんドライバーはいない
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シリコンバレーから見た風景

シリコンバレーでIT企業に勤務する五島正浩さんによる現地トレンドリポート。

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五島正浩
五島正浩

シリコンバレーのIT企業に勤務するビジネスパースン。現地から最新のトレンドを発信します。

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