PayPayは「汗をかかずにもうかるシステム」か? コード決済の手数料がTwitterで物議に(2/2 ページ)
決済手数料2%は高い? 低い?
PayPayが汗や赤字を垂れ流しながらサービス拡大を続けていく中、決済手数料については変動があった。PayPayなどのコード決済事業者たちは、18年ごろのサービス提供を始めた時期には店舗側にかかる手数料が無料になるキャンペーンを打ち出し、加盟店を拡大していった。しかし、PayPayをはじめ各サービスは21年10月ごろから手数料を有料化した。
6月28日現在、PayPayの手数料は1.98%と条件付きの1.60%の2種類。他コード決済については、LINE Payが1.98%、d払いとau Payは2.6%、楽天Payは3.24%など、およそ3%前後となっている。
ではクレジットカードや電子マネーなど、他キャッシュレスサービスの決済手数料はどのようになっているか。クレジットカードの料率は基本的に外部に明かされておらず、業種や商材などによっても変わるが、3%前後で定められる場合が多い。中小規模事業者が導入することの多いカード決済サービスのSquareでは3.25%、楽天ペイメントは3.24%、GMOペイメントゲートウェイは3.5%、SBペイメントサービスは3.10%、もしくは3.40%などとなっている。電子マネーについてもほとんどのサービスが3%前後に設定している。
これらの数字と比較すると、PayPayが突出して高いわけではなく、どちらかというと比較的低く抑えられている。設置も所定の手続き後にQRコードを記載したスタンドを組み立てて置くだけで、専用端末などは必要ない。このような状況ではあるものの、特に個人の店舗経営者にとって、決済手数料は無視できない負担となっているのが実情のようだ。
なお、話題のツイートへの反応には「決済方法には良しあしはない。最終的には店舗が客を選び、同様に客も店舗を選ぶ」という意見もあるように、あくまでPayPayはキャッシュレス決済の選択肢の一つでしかない。どんなサービスでも選ぶ/選ばれるには市場原理が働くし、それを取捨選択するのは店舗、ユーザーの両方だ。結果としてどの選択肢が支持されるかは、時間が経てば分かってくるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR