Meta、責任ある安全な生成AI開発を促す「Purple Llama」を発表
米Metaは12月7日(現地時間)、生成AIモデルを使って責任ある安全なシステム構築を行えるよう支援する、オープンなツールと評価を備える包括的プロジェクト「Purple Llama」を発表した。
現在広く使われているAIチャットボット、画像ジェネレーター、文書要約ツールなどの多くには、Metaがオープンソースで公開しているLLM(大規模言語モデル)の「Llama」が使われている。
そのため、MetaはAIの安全性に関する協力を推進する必要があると考えたという。「AIシステムを構築する人々は、単独では課題に対処することはできない。だからこそ、競争の場を平等にし、オープンな信頼と安全のための中心地を作りたい」と同社は説明する。
Purple Llamaではまず、「CyberSec Eval」という、LLM向けのサイバーセキュリティ評価ベンチマークセットをリリースした。Metaは、このツールはサイバー攻撃者によるLLMの悪用を防ぐのに役立つとしている。
また、入出力フィルタリングの安全分類子「Llama Guard」も発表した。これは、生成AIモデルが潜在的に危険な出力を生成しないよう設計された事前にトレーニングされたモデルという。
Metaは5日に、米IBMと共同で「オープンで安全で責任あるAI」の推進に焦点を当てたコミュニティ「AI Alliance」を立ち上げたばかりだ。同社はPurple Llamaでは、このアライアンスに参加していないAWS、Google、Microsoft、NVIDIAなどとも提携して改善と開発を行うことを楽しみにしていると語った。
なお、Purple Llamaのネーミングの由来は、生成AIリスクを軽減するために必要な「レッドチーム」(一般に、セキュリティの脆弱性を検証するために設置されるチームのこと)、と「ブルーチーム」(一般に、サイバー攻撃からシステムを守る役割を担うチームのこと)の両方の要素を持つことにあるという。赤と青を混ぜると紫になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
10
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR