プロ怪談師の“ITインシデント怪談”に来場者は固唾 風変わりなセキュリティイベントに行ってきた(1/2 ページ)
今年の夏も暑い。暑い夏と言えば怖い話。怖い話と言えばITインシデントやヒヤリハット。では、怖い話のプロがITインシデントについて語ったらどうなるのか──9月12日夜、セキュリティ企業HENNGEが、神田明神ホール(東京都千代田区)でこんなイベントを開催した。会場にはIT従事者など数十人規模が来場し、プロの怪談師が語る“IT怪談”に固唾をのんだ。
登壇した怪談師は、怪談コンテスト「怪談最恐戦」優勝経験のある伊山亮吉さんと、ホラー作家でもある夜馬裕(やまゆう)さん。2人は、来場者などから募集したエピソードをベースにしたIT怪談を披露した。
エピソードは計4つ。出張先の地方事業所で、壊滅的なセキュリティ対策の状況を目の当たりにする「定期調査」、幽霊に憑依された人物がランサムウェアの被害に直面する「女幽霊は危険を囁く」、内部不正の調査に当たった人物が、どんどん会社の人間を信じられなくなっていく「疑心暗鬼」、上司にビデオ通話で金銭の振込を命じられたと思ったら、ディープフェイクによるなりすましだった、という恐怖を描く「冥界からの贈り物」だ。
特に来場者が固唾をのんだのは「疑心暗鬼」。自社の幹部が社長待遇で競合に引き抜かれ、同時期から不自然に競合が有利になり始める。内部不正を疑った情報システム部の女性部長は、部下に極秘調査を命令。部下が体調を崩しながらも詳細を調べたところ、なんと調査を命じた女性部長が犯人だったことが判明。実は、女性部長は引き抜かれた幹部の愛人で、部下に責任をなすりつけようとしていた──というエピソードだった。
会場では照明や音響でも恐怖をあおる演出が入り、山場では生々しさから引き笑いの声が上がる一幕もあった。現地には、募集したエピソードの一部を、メールの送信画面風パネルで紹介する展示も。パネルには、来場者特典のお札型ステッカーを貼ることも可能で、再発防止を願って来場者が大量のお札を貼りつけていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
4
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR