SNSでの落書き動画拡散を受け……京都・伏見稲荷大社が騒動収束を狙い竹を伐採
人気の観光スポットとして知られる伏見稲荷大社(京都市伏見区)で、何者かが境内の竹に落書きをする様子が撮影された動画がSNSで拡散され、騒動を収めるため、神社側が竹を伐採したことが5月20日、関係者への取材で分かった。市内では他の観光地の竹林でも同様の被害が多発。伏見稲荷大社は公式サイトで参拝者に注意を呼びかけている。
被害が発覚したきっかけは、16日にSNS「Threads」に投稿された動画。訪日外国人客の男性が伏見稲荷大社の参道沿いの竹の幹に、何かを使って傷を付け落書きをしているとみられる様子が写っている。他の参拝者がその行為を撮影して投稿し、他のSNSにも拡散された。
伏見稲荷大社によると、落書きを確認しようと現地を訪れる人が増えるなどして騒動にならないよう竹を伐採。19日には公式サイト上で「境内は神聖な神域であり祈りの場。落書き等の行為は他の参拝者の迷惑となるほか、境内景観を損なう。マナーを守って参拝くださいますようお願いします」と呼びかけ、境内での禁止行為を周知した。落書きについては警察に被害届を提出することも検討しているという。
伏見稲荷大社の担当者は取材に対し「多くの方にマナーを守って参拝していただいている中、こうした被害があったことは残念。神聖な場を汚すようなことはやめてほしい」と訴えた。
伏見稲荷大社近くの稲荷山へと続く道沿いの竹林でも、今年1月時点で少なくとも数百本以上の竹で落書き被害が発生。アルファベットのイニシャルのようなものが多く、英語やハングル、中国語などに加え、日本語の落書きもあった。
同市右京区の観光地・嵯峨嵐山にある「竹林の小径」一帯では昨年、市が約350本の落書き被害を確認。地域住民と協力して遊歩道から手が届く範囲の竹を伐採したほか、遊歩道と竹林を隔てる竹穂垣を修繕した。(塚脇亮太、写真も)
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