RTX 5090のはずがRTX 3070? GPU偽装PCを持ち込まれたショップが語る事件の詳細 「ネット売買もリスク高い」(2/2 ページ)
前日に持ち込まれたRTX 5080搭載というPCも改めて確認したところ、RTX 5080ではなくRTX 4070 Superだった。結局、RTX 5090といわれたPCは買い取らず、前日のRTX 5080とされたPCは差額を返却してもらった。
その後の実験で、偽装の手口が少し見えてきた。「グラボを外して別の筐体に入れると正しい表示になりました。グラボではなく、PC側のBIOSあたりをいじったのではないかと予想しています」。
なお、持ち込んだ客はPCを別の場所で購入したものと話しており、同じく騙された被害者という可能性もある。すでに警察に相談し、今後は捜査に協力しつつ見守る考えだ。
被害が連鎖する可能性も
今回はたまたま早期に偽装が判明したが、タスクマネージャーやCPU-Zの表示まで信用できないとなると事態は深刻だ。小川代表は「偽装されたPCが世の中に流れてるということが問題。フリマサイトなどに出品され、被害が広がる可能性も高いです」と指摘する。
それだけではない。知らずに偽装PCを購入した人が再び売りに出せば、意図せずとも今度は“騙す側”になってしまう。「被害の連鎖、加害の連鎖が起こる可能性もある」という。
AIデータセンター需要の影響で、PCの価格も上がっている現在、中古PCという選択をする人も増えている。そんな中で発覚したGPU偽装に、小川代表はリスク管理の大切さを訴える。「何かあった時にしっかり対応してくれる企業や店舗など、信頼できるところから買うのが良いです。このご時世、ネットでPCを購入するのは、かなりリスクのある行為です」と話している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR