Google、Gemini専用設計の新スマスピ「Google Home スピーカー」を1万6800円で発売へ
米Googleは6月16日(現地時間)、「Gemini」を搭載した新型スマートスピーカー「Google Home スピーカー」を発表し、予約販売を開始した。
日本のGoogleストアでの販売価格は1万6800円(税込)で、発売日は6月25日。HazelとPorcelainの2色で展開する。
GoogleがNest/Homeブランドで単体のスマートスピーカーを投入するのは久しぶりで、2020年発売の「Nest Audio」以来だ。
手のひらサイズの球状デバイス(高さ86.6mm、直径107mm、重さ396g)で、バランスの取れた360度サウンドが特徴という。58mmのフルレンジドライバーを搭載し、「すぐ隣でも部屋の反対側でも均一な音質で再生できる」としている。
NPU搭載の4コアArm Cortex-A55プロセッサを採用し、メモリは1GB、ストレージは4GB。3基の高感度マイクと環境適応型のマイク処理技術を備え、ハードウェアによる2段階のマイクミュートスイッチも用意されている。電源は30WのUSB Type-Cで、電源アダプタとポートのサイズは高さ58.7mm、幅29mm、奥行き55mmで重さは65gだ。
本体底部のライトリングが、デバイスが「聞き取り中」「思考中」「応答中」のいずれの状態かを光で示す。
通信はWi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.4に対応するほか、Thread 1.3のボーダールータ機能を備え、Matterのハブとしても機能する。「Google TV Streamer」とも連携し、最大2台をペアリングすると「リビングを空間サラウンドを備えたミニホームシアターに変えることができる」としている。
最大の特徴は、従来のGoogleアシスタントに代わる新しい音声アシスタント「Gemini for Home」を中核に据えた点だ。Googleは本機を「Geminiのために開発した初のオーディオデバイス」と位置付けており、Geminiの推論能力を生かした処理を前提に設計したという。
Gemini for Homeは、高度な自然言語理解と推論能力を備え、例えば「枕元のランプ以外、すべての明かりを消して」というような条件付きの指示や、複数の操作をまとめた指示を1度に処理するほか、発話の途中での言い直し(「コーヒーメーカーをオフにして……あ、オンにしての間違い!」など)も理解する。会話の文脈(短期記憶)を保持するので、前提を繰り返し説明する必要がなく、応答後も短時間マイクをオンに保つ「続けて会話」機能も備える。この「続けて会話」機能は今回、日本語を含む全サポート言語で初めて提供するものだ。
10種類の新しい自然な音声も用意した。さらに「Google Home Premium」契約者であれば、自由な流れの会話を楽しめる「Gemini Live」、「Nest Cam」の映像を検索できる「カメラ履歴の検索」、外出中の自宅周辺の出来事をまとめる「一日の要約」などの追加のAI機能も利用できる。「Google One」の「Google AI Pro」および「Google AI Ultra」プランには、Google Home Premiumが含まれている。
なお、Googleは2025年10月から、既存のスピーカーやスマートディスプレイ向けに早期アクセスプログラムとしてGemini for Homeの提供を段階的に進めており、対応機種で順次Googleアシスタントから置き換わっている。新型のGoogle Homeスピーカーは、そのGeminiでの利用を前提に最適化されたハードウェアという位置付けになる。
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