OpenAI、アクティブユーザー10億人超に 導入企業は200万社超
米OpenAIは7月31日(現地時間)、同社のAIモデルのアクティブユーザーが10億人、導入企業が200万社をそれぞれ超えたと明らかにした。サラ・フライアーCFO(最高財務責任者)が「Building abundant intelligence」と題した公式ブログで公表したもので、前日に実施した「GPT-5.6」シリーズ2モデルの値下げ直後の公表となる。
フライアー氏は、利用の幅も広がっており、登録から半年後のユーザーは1日当たりの送信メッセージ数が約50%増え、ChatGPTを使う仕事の種類も約2倍になるとしている。社内では、「Codex」を介したエージェント的な作業が週間出力トークンの99.8%を占めるという。
「GPT-5.6 Luna」と「GPT-5.6 Terra」の値下げの原資となった効率化について、フライアー氏は推論の保持とコンテキスト管理を改善することで、ベンチマーク(ARC-AGI-3)でのSolのスコアが13.3%から38.3%に上がり、出力トークンは6分の1で済んだ例を挙げ、モデル自体を変えなくても周辺のシステムを整えるだけで大きな効率化が得られると説明。さらに、GPT-5.6 Solが技術チームと組んで本番環境のソフトウェアを最適化した結果、モデル提供のエンドツーエンドのコストが20%下がり、投機的デコードの改良でトークン生成効率も15%以上向上したと説明した。値下げは、こうした成果を顧客に還元したものだと位置付けている。
フライアー氏は、有用な知能のコストが下がれば取り組む価値のある仕事が増え、利用が広がれば収益と需要の実データが得られて次世代の研究とインフラに再投資できる、という循環を強調。顧客が求めているのはトークンそのものではなく、サポート案件の解決やソフトウェアの出荷といった成果であり、適切な指標は再試行や人的介入まで含めた「成功した成果1件当たりのコスト」だと論じた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
総務省、GMO攻撃者サイトの「ブロッキング」を通信各社に要請 報道
-
2
楽天カード、本人認証をワンタイムパスワードに統一 27年2月から順次
-
3
Binanceの約1兆円流出、北朝鮮ハッカー集団「TraderTraitor」の犯行か
-
4
「低評価でキャラが悲しげな目」 モスバーガーのアンケートがSNSで話題 運営会社に狙いを聞いた
-
5
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
6
松屋のアプリに不正アクセス、約238万件の個人情報が漏えい 停止中の補償も予定
-
7
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
8
セガのスマホゲーム「チェンクロ」、セキュリティ問題で1~2カ月の長期メンテ 13年続く長寿タイトル
-
9
PayPay証券、障害で日本株・ETFが売買できず 14日の予約注文も受付止まる 復旧めど立たず
-
10
日本郵政「ゆうID」不正ログイン、他社で流出したパスワード使うリスト攻撃か……2段階認証必須に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR