初音ミク搭乗の金星探査機「あかつき」、打ち上げに向け発射台へ
金星探査機「あかつき」を搭載したH-IIA 202型ロケット17号機が、5月17日午前6時、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)の組立工場(VAB)から発射台へ移動した。18日午前6時44分14秒に予定されている打ち上げに向け、順調に準備が進んでいる。
「あかつき」には、26万人分の応援メッセージを印刷したアルミパネル計90枚が搭載されており、中には初音ミクファン1万4000人のメッセージの入ったミクイラスト入りパネル3枚も含まれている(初音ミク「あかつき」に搭乗! 種子島で実機を見てきた)。
移動の前夜、ミク搭乗の「あかつき」が向かう金星は、月の真上に美しく光輝いていた。早朝にVABから姿を現したH-IIAロケットは、初音ミクとはちゅねミクらがネギを持って見送る中(筆者が持参したねんどろいどが見守った)、静かに移動して約25分で発射台へ到着した。
H-IIAの全長は、スペースシャトルとほぼ同じ約53メートル、重量は約289トン。機体には「あかつき」のイラストが描かれている。目の当たりにしたH-IIAの実機は、イラストや模型にはない精密感と迫力に満ちていた。
通常、機体移動は打ち上げ9時間前に行われるが、今回は準備作業の関係で24時間前と珍しい事例になった。また、通常は打ち上げ可能な時間帯(ローンチ・ウィンドウ)に幅があるが、今回は金星へ向かう軌道に投入する都合で幅が一切ない。これも珍しいことである。
H-IIAは、ロケットとしては実績を積み重ねて安定している機体であり、技術的なトラブルはあまり心配ない。先週発表の予報では悪天候が懸念されていたが、17日午後の時点で現地はよく晴れている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
2
PayPayアプリで熊本地震への寄付が可能に 最短3ステップ・1円から
-
3
TSMC熊本工場、段階的に通常操業へ 熊本の地震で一時中断、従業員の無事確認 台湾報道
-
4
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
5
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
6
熊本で非常時Wi-Fi「00000JAPAN」発動中 KDDIが無料開放、他社ユーザーも利用可
-
7
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
Anthropicのミュトス、暗号アルゴリズムの新たな攻撃法を発見――耐量子署名「HAWK」の強度を半減
-
10
“脳のゴミ”は鼻から捨てられていた? 老化で詰まる排出路、薬を鼻から投与で改善 韓国主導チーム研究
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR