PayPal、“ハンズフリー決済”を実現するBLE端末「Beacon」発表
米eBay傘下のPayPalは9月9日(現地時間)、低消費電力技術「Bluetooth Low Energy(BLE)」を採用した店舗向けモバイル決済端末「PayPal Beacon」を発表した。
USBメモリのようなこの端末とBLE対応スマートフォン(Android 4.3とiOS 7が対応する)を接続することで、ハンズフリーの決済を実現する。GPSもWi-Fiも不要だ。
PayPalアプリをインストールしたAndroidあるいはiOS端末を持つユーザーがBeaconが設置されたショップに近づくと、スマートフォンが振動してそのショップがBeaconに対応することを通知し、ユーザーがショップからのアクセスを承認(チェックイン)すると、その後はスマートフォンを取り出さずに、買うものをレジに持っていくだけでハンズフリーで決済できる。ショップ側では、ユーザーが承認した時点でPayPalのPOSシステムにユーザーの顔写真付きのデータが表示される。
ユーザーがチェックインしない限り追跡はされず、従来のPayPalサービスと同様にユーザーデータはセキュアに守られるという。また、毎日通うようなショップでは自動チェックインするように設定することも可能だ(上の動画では、いつも朝食をテイクアウトするカフェの前に近づいただけでマスターが朝食を差し出すシーンがある)。
同社が昨年立ち上げたカードリーダー式モバイル決済システム「PayPal Here」では、ユーザーはチェックイン後(GPS利用)後、クレジットカードをカードリーダーで読み取らせる手間があったが、これもなくなるわけだ。
PayPalは、ショップ向けにAPIも提供する。例えばポイントサービスと連係させたり、レストランのウェイティングリストにユーザーを自動的に追加する機能を追加したりすることができる。現在特設サイトでβ版への参加を募集している(100人まで)。
同サービスは既存のPayPalのシステムに追加する形で利用できる。価格はまだ発表されていない。一般公開は2014年前半の見込みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「命の砂時計」連呼のGMO会見──熊谷代表の発言にXではツッコミ続出
-
2
ロゴ画像用の公開領域に顧客ファイルも保存 GMO系シングルサインオン、4.5万人分漏えい
-
3
GMO熊谷代表、涙の謝罪会見でも“熊谷節”さく裂──「31年間、もうけるという言葉は使ったことがない」
-
4
渦中のGMO記者会見、責任の所在はどこに? 熊谷代表が語った“グループ内の力関係”
-
5
Marvell、光通信技術のLumentumを約18兆円で買収 AIデータセンターの高速化に対応
-
6
アットコスメ、会員約300万人分の情報漏えい 不正アクセスで
-
7
Anthropic、IPO申請書を修正 7~9月売上高は約170億ドル、インフラ契約額は約8954億ドル
-
8
GMO熊谷代表、会見で改めて謝罪 SNS投稿巡り「配慮が欠けていた」
-
9
日本郵政「ゆうID」不正ログイン、他社で流出したパスワード使うリスト攻撃か……2段階認証必須に
-
10
Apple、第4四半期として過去最高の増収増益 ターナスCEO初の決算「Siri AIはずっと望んでいたSiri」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR