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» 2012年03月16日 11時39分 UPDATE

iPhoneとAndroid端末対応:PayPal、Square対抗のカードリーダー式モバイル決済システムを発表

「PayPal Here」はスマートフォンに無料のカードリーダーとアプリを接続/インストールして使う小売業者向け決済システム。カードだけでなく、小切手やPayPalでの決済にも対応する。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米eBay傘下のPayPalは3月15日(現地時間)、カードリーダー式のモバイル決済システム「PayPal Here」を発表した。米AppleのiPhoneと米GoogleのAndroidを搭載する端末に対応する。

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 PayPal Hereは、端末のイヤフォンジャックに差し込む親指サイズのカードリーダーと無料のアプリで構成される。カードリーダーはVisa、MasterCard、American Express、Discoverのクレジットカードやデビットカードに対応する。小切手を端末のカメラでスキャンして利用できるほか、もちろんPayPalでの決済も可能だ。

 PayPalでの決済では、支払う側がPayPalのモバイルアプリを端末(iPhoneまたはAndroid端末)にインストールしておく必要がある。ユーザーが支払いたい小売業者にアプリで“チェックイン”すると、その小売業者のPayPal Hereにチェックインしたユーザーが表示されるので、ユーザーはレジで口頭でPayPalで支払いたいと言うだけで(端末やお財布を出さずに)決済できる。

 カードリーダー式モバイル決済では、米Twitter創設者の1人であるジャック・ドーシー氏の新興企業Squareが先行しており、サポートする端末やカード会社は同等だが、PayPal HereはPayPalに対応することが強みになる。

 利用料金は、カードプロセッシングごとに発生する2.7%の手数料のみ。Squareのカード読み取りでの利用料金は2.75%+15セントより安く設定されている。利用するにはPayPalのアカウントが必要だ(支払い側はPayPalでの支払いを選ばなければ、アカウントは必要ない)。

 米国、カナダ、オーストラリア、香港の選ばれた小売業者が同日、PayPal Hereの利用を開始した。欧州でも近く立ち上げるという。日本でこのサービスを提供するかどうかは不明だ。


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