　インボイス制度を考えるフリーランスの会（STOP！インボイス）は、インボイス制度と問題点の認知を広げる動画の第1弾を1月3日に公開した。声優の三石琴乃さん（『新世紀エヴァンゲリオン』葛城ミサト役・『美少女戦士セーラームーン』月野うさぎ役など）や、漫画家の桑原太矩さん（『空挺ドラゴンズ』など）が参加している。

　あわせて、「STOP」の「ト（TO）」の顔を自由に表現した動画素材を公募。「#私もSTOPインボイス」のハッシュタグを付けてツイートすれば、声優の有志団体・VOICTIONに参加する声優らの音声とあわせて動画を制作する。

第一弾動画より抜粋

　公表した第一弾の動画では、三石さんが「ストーップ！」と叫んでいる他、桑原さんや、アニメ「るろうに剣心」キャラクターデザインの西位輝実さんらがイラストで参加。さらに、舞台俳優や畜産業、建設業界の一人親方などが加盟する労働組合・東京土建のマスコットキャラクター「どけんたろう」が参加するなど、さまざまな業界の当事者による合作だ。

　動画素材として、「STOP」の「ト（TO）」の顔を1：1の正方形（2000×2000ピクセル以上）で表現したイラストや写真、動画などを公募。ファイル名に名前（ペンネーム）と肩書きを入れてほしいという。詳細はTwitterで。

インボイス問題、声優が語る“陳情”のリアル　「超塩対応」の議員と涙のバトルも
「陳情をしっかり聞いて下さる議員さんも多いのですが、“超塩対応”の議員さんもいて……。そういう方が、インボイス制度を左右するキーマンなんです」。インボイスに反対する声優団体・VOICTIONの涙のバトル。
インボイスで漫画家の2割が廃業も？　危機感抱くエンタメ業界　声優・アニメ・演劇団体と共同記者会見
インボイス制度が始まると、エンタメ業界のフリーランスのうち2割が廃業するかもしれない――11月14日、インボイス制度反対を訴える記者会見を、声優・漫画・アニメ・演劇業界が連携して実施した。