満足度の高いタスク管理ツール 多彩な機能が評価されている1位は？【2023年5月版】：満足度の高いSaaSツール

[Kano，ITmedia]

　自分の仕事やタスクを整理し、円滑に進めるために役立つのが、タスク管理ツールだ。個人がやるべき作業を把握・管理できるようにするだけでなく、チームで利用すれば、メンバーのタスクの把握や適切な割り当てにも活用できる。

　タスク管理ツールにおいて、ユーザー満足度が高いサービスはどれだろうか。IT製品のレビューサイト「ITreview」によると、総合満足度1位は「Notion」だった。2位は「toaster team」、3位には「Lychee Redmine」が入った。上位3サービスは、いずれも5点満点中4点以上の高スコアだ。

ユーザー満足度が高いサービス「Notion」（公式Webサイトより）

　Notionは、米Notion Labsが提供するコネクテッドワークスペース。プロジェクトやタスクの管理、ドキュメント作成、Wikiといった機能がある。タスク管理の機能では、自分に割り当てられたタスクや緊急の項目のみを表示する絞り込みや並べ替えが可能。複雑なプロジェクトでも、自分にとって見やすい形でタスクを把握できる。カレンダー機能とも連動し、タスクの対応期限などをカレンダー表示できる。

　レビューの総合満足度は4.4点。項目別にみると、「機能への満足度」のスコアが4.5点と特に高い。「使いやすさ」「価格」「管理のしやすさ」も評価されている。ユーザーからは「社内の情報流通スピードが格段に上がった。情報を検索するスピードは50％削減できた感覚がある」「チーム間での情報共有や、新メンバーが入ってきた際のオンボーディング業務の効率化などに貢献した」などのコメントが寄せられている。

「Notion」に寄せられたレビュー

「Notion」に寄せられたレビュー

　2位のtoaster teamは、nocoが提供するマニュアル・ナレッジ管理ツール。未経験者でも、PCや専用アプリなどで手軽に業務手順書や動画マニュアルを作成できる。やるべきタスクや業務をマニュアル化して共有できるため、新人スタッフのタスク管理や教育に活用できる。

　3位のLychee Redmineは、アジャイルウェアが提供するプロジェクト管理ツール。スケジュールを管理するガントチャートや全体的な進捗確認ができるダッシュボードなど、多くの機能がある。タスク管理ができるカンバン機能では、メンバーのタスクの進捗状況をリアルタイムで把握可能。各メンバーの負荷を可視化するリソース管理の機能もある。

　このランキングは、ITreviewの「タスク管理」カテゴリーで30件以上のレビューを獲得しているサービスの中から、満足度順に集計して作成した。（2023年5月12日時点）

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